ビジネスパーソンの「マネ活」に関する調査【スパークス・サーベイ-世相をスパッと一刀両断-】

マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。

ビジネスパーソンの「マネ活」に関する調査【スパークス・サーベイ-世相をスパッと一刀両断-】

【「人工知能とは戦わず付き合え!」AI活用で始めるマネ活のススメ-スパークス調査】

スパークス・アセット・マネジメントでは全国の20歳~59歳のビジネスパーソン(アルバイト・パートを除く就業男女)1,000人を対象に「ビジネスパーソンの"マネ活"に関する調査」を行いました。

「どのような事柄について、お金の不安を感じているか」を尋ねたところ、「老後の生活資金」(52%)が最も多く、次いで「賃金・収入」(41%)、「将来の生活設計」(35%)でした。若い世代、とくに20代女性の46%が今から老後を心配していました。これから結婚、子育て、住宅購入など楽しみなライフイベントがあるはずなのに、今から老後の心配をしてしまうところに、現在の若者が置かれている厳しい経済・雇用状況が伺えます。また、40代の男女では、子供の教育資金などが多くかかる時期だからでしょうか、「現在の家計状況」と答えた人も30%いました。

不安の背景を探るべく、将来展望についても聞きました。

「公的年金は払い損になる」と思う人が82%で、多くの人が社会保障制度に不信感を示しました。「仕事で頑張っても収入増は見込めない」も83%、将来への備えとして「貯蓄だけではリスクがある」は82%でした。「将来、自分の仕事はAI(人工知能)に奪われる」は38%と、ほかの項目よりも同意率は低かったものの、若い世代に不安に思っている人が多い傾向がありました。


【必要性は感じるが、行動には移せない】

"貯蓄から投資へ"と国が方針を示したのは1996年の金融ビッグバンの頃で、すでに20年以上が経過しています。しかし実態はどうでしょうか。
お金の不安を解消するための取り組みを「マネ活」と名付け、現在どんなマネ活をしているかを聞きました。「日々の節約」63%、「保険の加入」61%、「定期的な貯金」52%に比べ、投資はわずか26%。貯蓄から投資への流れは、まだまだこれからのようです。
また、投資未経験の人のうち、「投資を始めたいと思っている」が15%、「投資を始めるか迷っている」が19%いましたが、この方々が投資をすると結論を出し、実際に投資を始めるのにはまだ時間がかかるのではないでしょうか。

投資未経験または関心がない人たちにその理由をたずねたところ、「投資の知識がない・知識に不安がある」(55%)、「リスクを避けたい・損をするのが怖い」(43%)、「投資する余裕資金がない」(30%)、「ギャンブル的など、よくないイメージがある」(25%)などでした。

こういった不安やよくないイメージは、従来から挙げられているものばかりです。インターネットを見れば、初心者向けの投資情報はたくさん発信されています。でもきちんと届いていない。投資の必要性を感じながらも行動に移せていない人たちの背中を押すには、どうしたらよいのでしょうか。


【フィンテックが投資の後押しに?】

その答えのひとつに、フィンテックがなり得るかもしれません。投資未経験の人たちに、実現したら(または実現していると知ったら)投資意欲がわくかどうかを尋ねました。最近注目されている「買い物のおつりで投資」は37%、「AIでリスク分散」は26%、「AIで安定市場」は29%が投資意欲がわくと答えました。「少額で投資」が38%という結果を見ると、投資未経験の人にとっての少額は1万円未満なのかもしれません。買い物のおつり数百円を自動的に投資にあてるというサービスを知ったら、投資デビューの一歩を踏み出せる人が増えてくるかもしれません。また、「スマホで投資」ができると知ったら投資意欲がわくという人が24%もいたのには少々驚きました。スマホで投資をしている人がたくさんいること、各証券会社がスマホアプリを提供していることなどをもっと知らせていく必要を感じました。


【あなたもマネ活、始めてみましょう!】

なにかを始めるには、動機やきっかけが必要です。多くの人が将来に経済的な不安を感じ、投資の必要性を感じていますので、投資を始める「動機」はあるわけです。あとは「きっかけ」。株主総会のお土産がきっかけになってもいいし、フィンテックが面白そうという好奇心がきっかけになってもいい。少額から始められ、スマホでも投資できる環境はすでに整っています。
このコラムをお読みの方は投資に関心がある方だと思いますが、もしもまだ投資デビューをしていないなら、このコラムをきっかけに「お金を増やすためのマネ活」を始めてみませんか。

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小笹 俊一(オザサ シュンイチ)

スパークス・グループ株式会社

コーポレート本部 広報 コンテンツ担当

1992年 NHK(日本放送協会)入局。大分放送局、ラジオセンター、アナウンス室で勤務。95年ラジオアングル「歌は国境を越えて」でABU(アジア太平洋放送連合)コンクール奨励賞受賞。「地球ラジオ」、「クローズアップ現代」などの制作、「ゆく年くる年」、「おはよう日本」のリポーターを経て2000年ブルームバーグ入社。日本企業のIR黎明期を肌で実感。マネックス証券の松本大社長(当時)はじめ企業経営者、市場関係者、約1,000人のインタビューを担当。16年よりアクティブ運用会社、スパークス広報としてSPARX TVの制作などに携わる。

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