マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
このコーナーでは、資産倍増PROJECT ネット証券専用ファンドシリーズの運用会社の方にQ&A形式にて運用されている投資信託について解説いただきます。
第5回目は、「AR国内バリュー株式ファンド」についてみずほ投信投資顧問株式会社の方に伺いました。
【Q1】資産倍増PROJECT ネット証券専用ファンドシリーズにこの「AR国内バリュー株式ファンド」を提案した理由をおきかせください。
当ファンドの特色は、国内株式の現物ポートフォリオを保有する一方で、株価指数先物の売建てを行い、2つを組み合わせて運用することで絶対収益の獲得を目指すことです。株式現物をただ保有するだけではなく、株価指数先物の利用により、市場全体の値動きの上下動の影響を機動的にヘッジして、収益を追求するスキームです。
欧米の財政問題や円高の進展など、昨今の投資環境は不確実性を増しています。だからこそ、相場の局面に左右されず、安定的に収益獲得を目指すファンドを広くお客様に紹介したいという思いからこのプロジェクトにエントリーさせていただきました。
【Q2】投資対象として、大型株ではなく、中小型株を選択肢とした理由をおきかせください。
中小型バリュー株式は、インデックスのパフォーマンスが過去10年にわたって好調で、インデックスそのものが魅力的といえます。日本株は過去10年にわたって低迷している印象がありますが、中小型株式の中には独自の技術などが評価されて値上がりしている銘柄も少なくありません。実際に2001年12月末から2011年12月末までの10年間で中小型バリューインデックス(配当込み)と東証株価指数(TOPIX)(配当込み)の値動きを比較すると、2011年12月末時点では中小型バリューインデックスが28%値上がりしているのに対し、TOPIXはマイナス18%という結果になっています。
【Q3】今後、組み入れ銘柄、銘柄数、組入比率については、どのぐらいの頻度・どのような経過を経て変更などを検討されていくものでしょうか。
毎月、または株価が大きく変動した時に、スクリーニング(絞込み)を行い、割安な株価が訂正される可能性が高い銘柄を選別して調査対象とします。調査対象の中から、割安さが訂正される実現性を調査活動によって判断し、確信度の高い銘柄を組み入れます。組入比率は、確信度に応じて調整します。銘柄入れ替えや比率調整は株価変動に応じて随時行います。
【Q4】このところ日本株式市場は、低迷気味ですが、投資方針で何かこれまで変えようと思っている点などはありますか?
株式市場の不透明感が増していると考えたため、保有銘柄数を減らし、確信度のより高い銘柄の買い増しを行っています(組入銘柄数→2011年9月末:86銘柄、2011年12月末:75銘柄)。外需セクターの株価が下落したことで、割安感が出てきています。一方で、業績安定感のある内需セクターの保有も必要と考えています。
【Q5】何かひとことメッセージがあればお願いいたします。
相場変動の影響を抑えて絶対収益の獲得を目指して運用していきますので、長期間にわたって投資していただきたいと思います。ただ、絶対収益(AR)追求型のスキームは個人投資家の方々にはなじみの薄いものだと思いますので、投資信託説明書(交付目論見書)や販売用資料をよくお読みいただき商品性およびリスクをご理解いただいたうえで、購入していただきたいと思います。
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
「ネット証券専用ファンドシリーズ AR国内バリュー株式ファンド
愛称:サムライバリュー」の取引に関する重要事項
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
■リスク
当ファンドは、値動きのある株式等を投資対象としています。当ファンドの基準価額は、組み入れた株式等の値動き等(組入商品が外貨建てである場合には為替相場の変動も受けます)の影響により上下するため、これにより元本損失が生じることがあります。当ファンドは、投資元本及び分配金の保証された商品ではありません。
■手数料・費用等(税込)
当ファンドご購入の際には、申込手数料はかかりません。また、購入時又は換金時に直接ご負担いただく費用として、約定日の基準価額に、0.05%を乗じた額の信託財産留保額がかかります。さらに、当ファンドの保有期間中に間接的にご負担いただく費用として、純資産総額に対して年1.2915%を乗じた額の信託報酬のほか、その他の費用がかかります。また、運用成績に応じた成功報酬などがかかる場合があります。その他費用については、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。手数料(費用)の合計額については、申込金額、保有期間等の各条件により異なりますので、事前に料率、上限額等を表示することができません。
■その他
当ファンドご購入の際には、当社ウェブサイトに掲載の「目論見書補完書面」「目論見書」「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」を必ずお読みください。
マネックスからのご留意事項
「特集2」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引・取引所株価指数証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。