マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
このコーナーでは、資産倍増PROJECT ネット証券専用ファンドシリーズの運用会社の方にQ&A形式にて運用されている投資信託について解説いただきます。
第6回目は、「野村グローバル・ロング・ショート」について野村アセットマネジメント株式会社の方に伺いました。
【Q1】資産倍増PROJECT ネット証券専用ファンドシリーズに、この「野村グローバル・ロング・ショート」を提案した理由をお聞かせください。
【A1】資産を殖やすためには、時間を味方につけじっくり取り組む事も大切な要素の一つです。長期投資が前提の年金運用で評価されている運用手法を用いれば、長期にわたって市場の動向に左右されない安定感のあるファンドがご提供できるのではないか。そうした思いで企画・提案したのが「野村グローバル・ロング・ショート」です。同様の運用手法は、20年以上にわたり年金基金などの機関投資家に提供してきたものです。
将来の運用成果を示唆・保証するものではありませんが、【当ファンドのマザーファンドの運用実績期間、およびマザーファンドと同じ手法を用いたバックテスト期間の合計約18年間(1993年4月~2011年9月)】の参考運用実績(年率リターン)は信託報酬控除後で約4.8%となりました。
【Q2】Q1と関連するかもしれませんが、株価指数先物取引・債券先物取引・為替予約取引を活用するメリットをお聞かせください。
【A2】市場で取引されるものは、どんな資産でも買われ過ぎや売られ過ぎ(割高や割安)が生じます。「野村グローバル・ロング・ショート」は、そうした行き過ぎが是正される過程を収益機会として捉え、先物を活用して収益の獲得を目指します。
割高や割安の判断にはファースト・クオドラント社(FQ社)が開発した定量モデルを活用し、世界各国の株価指数先物12銘柄、債券先物6銘柄、為替予約9通貨を取引対象としています。割安ならば買い建てを行い、割高ならば売り建てを行います。(買い建てとは、先に資産を買っておき、後に高値で売却をして利益を得る、売り建てとは、先に高値で売っておき、後に安値で買い戻して利益を得る投資行動を指します。)
また、買い建てと売り建てをバランスよく合せることで全体のポジションを調整し、必要以上にリスクが大きくならないように配慮した運用を行っています。株式や債券などの従来型の資産との相関性が低いことも特色の一つです。
【Q3】ポートフォリオの見直しは、どのぐらいの頻度・どのような経過を経て検討されていくものでしょうか。
【A3】ポートフォリオの見直しは、原則月1回ですが、市況の変化に応じて更に数回程度見直しを検討することもあります。
【Q4】このところマーケット環境が不安定ですが、今後の投資方針に影響はありますか?
【A4】このファンドの特色の一つに「定量モデルによる規律ある投資判断」が挙げられます。FQ社の開発したプログラムを基本とした運用を行っていますので、マーケットが不安定だからといって運用規律が失われることはありません。世界株の最大下落局面(2007年6月末~2009年2月末)で世界の株式が60%以上下落するなか、参考運用実績はプラスのリターンを維持していたこともこのファンドが評価されている点です。定量モデルによる規律ある「割安・割高の判断」に基づき、優れたパフォーマンスの達成を目指して積極的な運用を行います。
【Q5】何かひとことメッセージがあればお願いいたします。
【A5】リターンを狙う時にリスクは付き物ですが、必要以上にリスクをとる必要はありません。「野村グローバル・ロング・ショート」は、定量分析を活用したファンドですので、長期投資や積立投資にもご活用いただけますし、株式や債券など従来型資産との相関性が低いファンドですので、既にそうした資産をお持ちの方であれば、当ファンドをご自分の資産に加えていただく事で、全体のリスクを抑制する効果が期待できます。
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「ネット証券専用ファンドシリーズ 野村グローバル・ロング・ショート」の取引に関する重要事項
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■ リスク
当ファンドは、値動きのある内外の短期有価証券等を主要投資対象とします。当ファンドの基準価額は、組み入れた内外の短期有価証券等の値動きや為替の変動等の影響により上下するため、これにより元本損失が生じることがあります。当ファンドは、投資元本及び分配金の保証された商品ではありません。
■ 手数料・費用等(税込)
当ファンドご購入の際には、申込手数料はかかりません。また、購入時又は換金時に直接ご負担いただく費用として、約定日の翌営業日の基準価額に、0.1%を乗じた額の信託財産留保額がかかります。さらに、当ファンドの保有期間中に間接的にご負担いただく費用として、純資産総額に対して年1.6275%を乗じた額の信託報酬のほか、その他の費用がかかります。
また、運用成績に応じた成功報酬などがかかる場合があります。委託会社は、基本報酬額に加えて、ハイ・ウォーターマーク方式による成功報酬額を受領します。ハイ・ウォーターマーク方式による成功報酬額は、毎営業日に、当該営業日の成功報酬額控除前基準価額の1万口当りの額がその時点のハイ・ウォーターマークを超えた場合には、その超過額に20%を乗じて得た額(円未満は切り捨てるものとします。なお、消費税等相当額が別途かかります。)を1万で除した額に、当該営業日の受益権口数を乗じて得た額とします。ハイ・ウォーターマークは過去の成功報酬計上時のハイ・ウォーターマーク(設定当初は1万円)に円短期金利を日割り計上した額を加算して決定されます。その他費用については、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。手数料(費用)の合計額については、申込金額、保有期間等の各条件により異なりますので、事前に料率、上限額等を表示することができません。
■ その他
当ファンドご購入の際には、当社ウェブサイトに掲載の「目論見書補完書面」「目論見書」「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」を必ずお読みください。
マネックスからのご留意事項
「特集2」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引・取引所株価指数証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。