第2回 投資をしている時間がない人にも!ビックリ!米国ETF 【短期集中連載 ビックリ!アメリカ株】

マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。

第2回 投資をしている時間がない人にも!ビックリ!米国ETF 【短期集中連載 ビックリ!アメリカ株】

こんにちは。マネックス証券の山田です。9月23日の米国株取引手数料改定に合わせたこの短期連載、第二回は注目の米国ETF(上場投資信託)を解説いたします!
手数料改定の内容はこちらからご確認ください。

http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2013/news1308_32.htm

多くの投資本には「分散投資が大事!」と書いてあります。でも、分散投資ってメンドい!という方も多いのでは?いろいろ調べなきゃだめだし、まして、国際分散投資なんて・・・。そこで、ETF。金融大国米国のETFには運用に活かせるものがたくさんです。たとえば、KXIというETF。このETFの組入銘柄は...

ネスレ(スイス)...「ネスカフェ」など食料品・飲料品メーカー
P&G(米国)...「アリエール」「パンパース」など生活用品メーカー
コカ・コーラ(米国)...「コカ・コーラ」など飲料品メーカー
フィリップ・モリス(米国)...「マルボロ」などタバコ製品メーカー
ウォルマート(米国)...「ウォルマート」など日用生活品の小売業
ペプシコ(米国)...「ペプシ」など食料品・飲料品メーカー
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(米国)...「ケント」などタバコ製品メーカー
アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)...「バドワイザー」などアルコール飲料メーカー
ディアジオ(英国)...「ギネス」などアルコール飲料メーカー
ユニリーバ(英蘭)...「ラックス」「ダヴ」など生活用品メーカー
(2013年3月31日現在、会社名・グループ本社・各主要事業)
そう、この銘柄はグローバル生活必需品セクターのETFで、世界市場において重要な生活必需品のメーカー・小売業の銘柄が組み入れられているのです。安定成長が期待できそうなこういったグローバル企業に分散して投資したい方は少なくないでしょう。しかし、実際に個別の銘柄を買うのは現実的ではありません。銘柄分析や買付の手間がかかり、各国の株式を買うのも難しい。しかも、いくつもの銘柄を買うとどれだけコストがかかるのか・・・。しかし、このETFに投資することで、そういう分散投資がカンタンに実現できるのです。

他にも、様々な分散投資を可能とするETFがたくさんあります。米国株式市場全体を対象とするETF、先進国全体を対象とするETF、新興国全体を対象とするETF、全世界を対象とするETFなど一本で国際分散投資が可能になるETFはその代表です。他にも、中国やブラジル、ロシア、南アフリカ、メキシコ、タイ、トルコなど個別の国に分散投資するETFもあります。「分散投資はしたい、でも投資する国は自分で決めたい」なんていうことも実現できてしまいます。

不動産や債券、さらにコモディティ(ゴールドや銀、商品全般に連動するものもあります)などの比較的一般的な投資対象に投資するETFもあります。さらに、テーマを絞ったETFはおもしろいものがたくさん。米国の優先株に投資するETF、高配当銘柄を投資対象としたETF、世界のインフラ企業を投資対象とするETF、原子力産業を投資対象とするETF、これらの中に最初にご紹介したグローバル生活必需品セクターのETFもございます。みんないろいろ考えるものですなあ。マネックス証券では、米国株口座を開設しているお客さまにこれらのETFの情報を提供しています。米国株口座をお持ちの方はぜひログインの上ご確認ください。

https://www.monex.co.jp/Login/00000000/login/ipan_web/hyoji?pagem=1&url1=AboutUs&url2=/member/M2700/gaikstk/market_info_5.htm

まとめると、ETFの特長は、カンタンに分散投資を行えるということといえるでしょう。もちろん、ETFに限らず投資信託はこういう特長を持った商品です。しかし、ETFは投資信託と比べても優れた点があります。まず、株式と同様に、取引所取引なので指値注文や直前値段を見ながらの発注が可能です。さらに、保有コスト(投資信託の場合は信託報酬、米国ETFの場合はエクスペンスレシオ(経費率))が低いことも魅力です。

たとえば、米国株式市場を投資対象としたVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)の経費率は年率0.05%です。先進国や新興国など全世界を投資対象としたVTの経費率は年率0.19%。国内で日経平均に連動する商品を見てみると、代表的な投資信託の信託報酬が0.84%、東証に上場する代表的なETFの信託報酬が0.24%なので、保有コストを比較しても米国ETFは低い水準であるといえそうです。
それに加え、マネックス証券の新手数料だと最低手数料が5.25米ドルからになります。ETF投資はこつこつ行いたい、複数に分散したいというお客さまも多いはず。これらの要望に応えられる新手数料。米国と聞いたら、米国ETF、ETFと聞いてもまずは米国ETFを思い出してください。それではまた来週。
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コラム執筆:山田真一郎 マネックス証券 営業企画部 株式グループ
マネックス証券入社後、Monex Boom証券を経て、マネックス証券営業企画部 株式グループ 米国株チームに所属。米国株の業務・サービス・投資情報・ツールの企画・マーケティングなどを担当。日本証券アナリスト協会検定会員。

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(※)お取引の際は米国上場有価証券等のお取引に関する重要事項をご確認ください。

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<リスク>

米国株式及び米国ETF、REIT、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等(以下
「米国株式等」)の売買では、株価等の価格の変動、外国為替相場の変動等、
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国の政治的・経済的・社会的な環境の変化のために、元本損失が生じることが
あります。

<手数料等(税込)>

米国株式等の売買では、約定株数1,000株以下の場合、一約定につき国内取引手
数料として最大18.9米ドルがかかります。約定株数が1,000株を超える場合、1
株毎に0.0105米ドルが加算されます。また、上記取引手数料のほか売却時のみ
現地取引費用がかかります。現地取引費用は、市場状況、現地情勢等に応じて
決定されますので、その金額等及び手数料等の合計額等をあらかじめ表示する
ことはできません。また、米国ETF等の売買では、保有期間に応じて信託報酬そ
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お取引の際は、当社ウェブサイトに掲載の「上場有価証券等書面」「リスク・
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