第2回 英国のEU離脱!日本株への影響を考える 【マネックスシグナル運用担当者の本音】

マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。

第2回 英国のEU離脱!日本株への影響を考える 【マネックスシグナル運用担当者の本音】

英国のEU離脱が決まりました。

大きなショックを受けている投資家の方々が多いと思われるのですが、ここは冷静に今後の日本株にポジティブな点とネガティブな点をまとめてみたいと思います。


◆ポジティブな点◆

・為替はユーロ売りドル買いになるので、大きな流れとしてはドル買い。米ドル円の為替には、ドル買いの圧力になる。ユーロはとても買える通貨ではなくなるので、これは長期的に続く。

・日欧の量的緩和に逆らう形での米国利上げが、ほぼ消滅。米国は、利下げ転換の可能性すら出てくる。日欧は更なる量的緩和と財政出動の可能性。

・世界的に債券利回りが低いので、債券に資金を移すことができない。欧州の混乱を嫌う資金は、消去法で、米国あるいは日本の株式に向かわざるを得ない。

◆ネガティブな点◆

・ボラティリティの上昇で、世界的にリスク回避となりリスク資産(株、資源、不動産)の売り圧力になる。流動性の問題になると、目先は理屈抜きの売りに発展する可能性。

・安全通貨としての円買いが、ドル買いを上回ると、米ドル円の為替の売り圧力になる。円高は日本株にはストレートに売り圧力として効く。

・リスク回避、ドル買い資源売りで、エネルギー株に売り圧力。米国株が軟調に推移する可能性。


個人的なアイデアとしては、いったん撤退してから、ポジティブなニュースが出てくるのを待って買いを再開させるのが良いと思われます。ボラティリティの上昇による流動性の枯渇が、目先の最も大きなリスクと考えています。

マネックスシグナルは、ボラティリティを監視しつつ、安全なマーケットで再現性の高い短期売買を行うように設計されたロボットで運用されているので、今後しばらくはシグナルが出ない可能性が高いです。

シグナルが出ないこと、そして再開するタイミングも重要な投資助言と考えておりますので、契約者の皆様には、誠に申し訳ないのですが、マーケットが落ち着くのをお待ちください。

日本株アウトライト戦略の詳細な説明は、来月のスイングトレードセミナーで行いたいと考えています。運用の担当者としての、説明責任は全うしたいと考えておりますので、特に契約者のお客様には、是非セミナーをご拝聴いただければ、と考えております。

筆者が担当しているマネックスシグナルの日本株アウトライト戦略米国株ついては、リンクの紹介サイトとスペシャルサイトがございますので、ご興味をお持ちの方は、是非ご一読下さい。

コラム執筆:高井 克実
野村證券やBNPパリバ東京支店等でディーラーとして活躍。
現在はトレード・サイエンス株式会社で、マネックスシグナルの開発・運用を担当。

※当コラムは執筆者の個人的見解であり、当社の意見を表明するものではありません。

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◆マネックスシグナルに関するご留意事項◆

マネックスシグナルは、投資の参考情報として、ロボットの判断を提供するものです。銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。本サービスのご利用にあたっては、投資顧問契約が必要になります。ご契約に際しては、投資顧問契約書、契約締結前交付書面および以下のご留意事項をご確認ください。

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・取引規制などにより銘柄によってはお取引できない場合があります。
・取引可能な銘柄でも注文条件、マーケットの状況等により、注文が約定しない場合があります。
・マネックスシグナルで利用されているトレード・サイエンス株式会社の投資分析アルゴリズム(ロボット)は、日本株ロボット運用投信(愛称:カブロボファンド)を運用するロボット(カブロボ)とは異なります。そのため、マネックスシグナルで利用されるロボットの投資判断、選定銘柄はカブロボの投資判断、運用銘柄とは異なります。
・アルゴリズム分析の結果、銘柄情報が配信されない場合や新規シグナルが売りまたは買いの一方に片寄る場合があります。
・ロボットはパフォーマンスなどにより対象から外れる場合があります。また、逆にロボットが新規に追加されることもあります。
・受信文字に字数制限がある機種(携帯電話等)でメールを受信される場合は、行がずれたり、全文が表示されない可能性があります。
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・取引規制などにより銘柄によってはお取引できない場合があります。
・取引可能な銘柄でも注文条件、マーケットの状況等により、注文が約定しない場合があります。
・「マネックスシグナル 米国株」で利用されているトレード・サイエンス株式会社の投資分析アルゴリズム(ロボット)は、日本株ロボット運用投信(愛称:カブロボファンド)を運用するロボット(カブロボ)、また「マネックスシグナル」「マネックスシグナル 先物」で投資判断を行っているロボットとは異なります。
・アルゴリズム分析の結果、シグナルが発生しない場合は「なし」と配信されます。
・ロボットはパフォーマンスなどにより対象から外れる場合があります。また、逆にロボットが新規に追加されることもあります。
・受信文字に字数制限がある機種(携帯電話等)でメールを受信される場合は、行がずれたり、全文が表示されない可能性があります。
・メールの配信停止、配信先の設定に数日程度かかる場合があります。

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