第 49 回 いざというときの備えは医療保険か、現金か。それとも・・?

良質な種(投資のための基礎的な知識や知恵)をたくさん手に入れて、一緒に育てていきませんか?投資初級者の方の背中を押すお話をしてまいります。(現在は更新しておりません)

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第 49 回 いざというときの備えは医療保険か、現金か。それとも・・?

アラフォーの著者に万が一のことがあったとき、残されるのは現状充分な年金を受け取っている年老いた両親のみです。従って死亡保障の手厚い生命保険に入る必要は全くなく、著者は月々数千円の医療保険にだけ入っています。日本の医療保険制度では高額療養費は自己負担額(所得によって異なります)を超えた分は、その人が加入している医療保険制度が肩代わりしてくれます。

保険が使えない高度治療を受けたということでなければ、民間の保険会社の保険金に頼らなくとも国がサポートしてくれるのです。そうは言っても、急な病気やけがで働けなくなったときは、

・給料は入らない(もしくは毎月の支給額より少ない)

・入院していても賃貸住まいであれば、家賃や光熱費の引き落としはある
・自己負担額までの医療費は支払わねばならない

といった、『収入は断たれたけれど出費はあり』といった厳しい環境に一時的に置かれることが想定されます。私が医療保険に入ったのは治療に専念するために自分自身の精神的な安定を得るためです。

 実際、過去に入院をしたときはこの保険会社からきちんと保険金を受け取りましたが、入院当初、『このまま死んだら今までコツコツ貯めた資産を自分で使うことはできない。葬式代にしては多すぎる。絶対元気になって、自分の為にあの金を使うのだ!』と妙に『生』に執着した覚えがあります。当時入院した際には使い切れなかった有給休暇を消化したので、働かずしてお給料はもらえ、重病人ではないので入院中に保険金請求の手続きを自分で進めたりしていましたが、自分のお金と休暇を病院で使わなければならないことにひどく凹みました。

病院という非日常の環境で『なぜ、自分はここにいるのか。健康を害してまで自分は何をしていたのだろう』と、今までの自分の日常を考えさせられたのです・・・。
 「病気をした当人が保険をもらえて(生活が)助かった」と思うことはあっても、病気にならないほうがそもそもよいわけですから「よかった」と思うことはないと思います。

単に医療保険に入る人の場合、先にお話したとおり高額療養費の制度があるので保険料の高い手厚い保険に無理をして入る必要はありません。万一の時の備えの資金は流動性の高い資産で用意しておき、医療保険の保険料分を人間ドックなど、病気の早期発見を助ける健診に使うという手があります。居住地域や会社で提供してくれる程度の簡易なものではありません。消化器系だけではなく、普段は検査項目にない脳の検査もする本格的な検査を専門機関で定期的に受ける費用にするのです。病気になってしまった後の費用の備えをするよりも、病気にならないための備えをするというアクションです。自分の健康の為の自己投資ともいえるでしょう。基本的に高額ですが、月々数千円の医療保険を2年払った分として費用対効果を考えます。

 保険はどのリスクに対する保障が手厚いかで選ぶ種類が異なりますが、それは個人のライフスタイルによって異なります。一度しっかり自分の万が一について考えて、保険の選択や見直しをすることをお勧めします。日ごろの資産の計画的な運用でいざという時の資金を確保してあれば、余計なコストをかけずにすむことがあります。保険は『コスト』です。誰もが同じ保険に同じように入っていればよい、というものでもありません。社会保険と違って自分で取捨選択ができますし、月々払い続ける保険料を投資に回した方がよい場合もあります。

資産運用同様、自分が何に優先順位を置いているか、自分なりの方針を決めて選びましょう。でも、健康第一なのは言うまでもありません!健康で毎日を過ごし、自分の夢の為に資産をつくり、目的どおりに使いたいものです。

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