第 74 回 円高下、一歩先を行くならば外貨MMF+αの商品選び

良質な種(投資のための基礎的な知識や知恵)をたくさん手に入れて、一緒に育てていきませんか?投資初級者の方の背中を押すお話をしてまいります。(現在は更新しておりません)

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第 74 回 円高下、一歩先を行くならば外貨MMF+αの商品選び

円高です。筆者も米ドルとユーロの外貨MMFを購入しました。米ドルの85円とユーロの110円割れは以前から狙っていた水準。しっかり追加投資をしています(家計事情により極少額の●万円)。筆者同様、この円高を利用した投資を積極的にしている方は多いでしょう。

外貨MMFはあくまで安定運用で他のリスクが比較的低いので、為替変動リスクに注意を集中できるという分かりやすい投資信託です。外貨資産投資を始める方にとってもハードルは低く、また、一度投資経験のある人にとっては繰り返し投資をしやすい商品です。でも、外貨MMF以外にも為替の値上がり益を狙った投資ができる商品はたくさんあります。しかも外貨MMF同様安定運用に注力し、手数料も安い投資信託が。「外貨MMFの他にも何かないかしら?」と思っている方に外貨MMFと並行保有するにもちょうどよい投資信託をご紹介しましょう。

通貨選択という手間を省ける都合のよい投資信託があります。海外(先進国)の高格付け債券で運用している為替ヘッジなしの投資信託です。ポイントは『為替ヘッジなし』の運用ファンドを選ぶことです。今回のように一国の通貨に対してだけの円高ではなく、円が相対的に強くなっている(他国の通貨が弱くなっている)状況であれば、投資対象通貨は敢えて絞り込まないというのは一つの手です。

・ひとつに纏めてありながら投資信託の中で通貨分散してもらえる

・インデックスファンドであれば、ノーロード(買付時手数料無料)で信託報酬も割安なものがある
と、外貨MMFと同程度のリスクでありながら、外貨MMFとは別のメリットがあります。ただし、デメリットももちろんあります。

・通貨の異なるものが混在しているので、ある通貨に起因する基準価額の上昇要因が打ち消される場合もある。

これは基準価額の下降要因がならされることもあるので一概にデメリットとはいえませんし、運用されている通貨がいずれも円より高くなったら(円が将来全面安になったら)外貨MMF以上の運用益を受けられる可能性があるのでメリットにもなりえます。要は振れ幅がある(リスクがある)ということに変わりはありません。

外貨MMF一辺倒の筆者が「あくまで安定運用で外貨MMFにかわるもの」として今回投資対象としたのはSTAMグローバル債券インデックス・OPです。

・日本を除く世界の主要国の公社債を主要投資対象としている

・運用2年程度のファンドだが純資産額を徐々に増やしている

・ファンドへの資金流入額も一定額ある(資金流出していない)

同じタイプのファンドの中から決め手にしたポイントは上記の3点です。(こちらのファンドはユーロとドルで8割を占めます。グローバルといえば、STAM新興国債券インデックス・オープンもありますが、為替変動リスク・価格変動リスクも高くなることから今回は新興国債券を投資対象としているものは選択肢から外しました。)

ちなみに参考にしたのはマネックス証券の「ファンド検索」というツール

と、投信まとなびの「ファンド情報」です。
さて、外貨MMF以上の投資効率をみせてくれるか、この投資比較結果は別の機会があればご紹介したいと思います。(家計事情により極少額なのですが・・)



【マネックス証券における取引のご留意事項】
■投資信託取引に関する重要事項■

■ リスク
投資信託は、値動きのある有価証券に投資しますので基準価額は上昇することもあれば下落することもあります。従って投資元本及び分配金の保証された商品ではありません。また、投資信託は商品ごとに応じて様々なリスクがあり、以下は一般的なものを示したものにすぎませんので、ご購入の際には銘柄ごとの「目論見書」、「目論見書補完書面」の内容をご確認ください。 ・ 組み入れた株式、債券及び商品等の価格の変動(組入れ商品が外貨建てである場合には通貨価格の変動も受けます。)に基づいて基準価額が下落することにより、投資元本を割り込み、損失(元本欠損)が生じるおそれがあります。
・ 組み入れた株式、債券及び商品等の発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等に基づいて基準価額が下落することにより、投資元本を割り込み、損失(元本欠損)が生じるおそれがあります。
・ 外貨建て投資信託(外貨建てMMF等)は、外国為替相場の変動などによりお受取金額が変動し、外貨建てでは投資元本を割り込んでいなくても、円換算での投資元本を割り込み、損失(元本欠損)が生じるおそれがあります。

■ 手数料 投資信託取引にあたっては、以下の手数料等をご負担いただきます。 ・ 申込手数料 : 申込金額に対して最大3.675%(税込)を乗じた額

・ 信託財産留保額(購入時・換金時の直接的な負担費用) : 約定日、又はその翌営業日の基準価額に最大計3.2%を乗じた額

・ 信託報酬(保有期間中の間接的な負担費用) : 純資産総額に対して最大2.7125%(年率・税込)を乗じた額

・ 運用成績に応じた成功報酬やその他の費用を間接的にご負担いただく場合があります。その他費用については、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。
・ 手数料(費用)の合計額については、申込金額、保有期間等の各条件により異なりますので、事前に料率、上限額等を表示することができません。


■ その他
・ お申込み/ご購入にあたっては「目論見書」、「目論見書補完書面」をご覧いただき、取引の仕組みやリスク・手数料等についてご確認ください。

■日興外貨建てMMFの取引に関する重要事項■

■ リスク
・ 当ファンドは、主に外貨建の公社債や短期金融商品など値動きのある証券に投資します。組入債券などの価格は、金利の変動や債券発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等で値動きするため、ファンドの純資産価額も変動します。また、ファンドの受益証券は、純資産価額が外貨建で算出されるため、円貨でお受取りの際には為替相場の影響も受けます。これらの要因により、投資元本を割り込み、損失(元本欠損)が生じるおそれがあります。ファンドの運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属いたします。
・ ファンドの純資産価額の変動要因としては、主に「価格変動リスク」「金利変動リスク」「信用リスク」「為替リスク」などがあります。


■ 手数料等

当ファンドの取引にあたっては、以下の手数料等をご負担いただきます。
・ 申込手数料(税込):かかりません。
ただし、売買時にスプレッド(為替手数料)がかかります。売買時の為替適用レートについては、仲値から次のスプレッド分がかかります。
米ドル: 買い 25銭/売り 25銭
ユーロ: 買い 50銭/売り 50銭
豪ドル: 買い 70銭/売り 70銭


・ 解約手数料:かかりません。
・ 信託財産留保額:かかりません。
・ 管理報酬等:日々の純資産総額に対して年率0.91%(上限)を乗じた額及びその他費用がファンド資産より控除されます。
<内訳>
管理報酬:年率0.01%(上限)
投資顧問報酬:年率0.15%(上限)
代行協会員報酬:年率0.65%(上限)
保管受託報酬:年率0.04%(上限)
管理事務代行報酬:年率0.06%(上限)


・ その他費用
ファンドの設立・開示に関する費用等(監査報酬、弁護士報酬、有価証券届出書・目論見書等の印刷費用を含みますが、これらに限られません。)をファンドより間接的にご負担いただいております。その他費用については、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。

※ 当ファンドに係る手数料(費用)の合計額については、申込金額、保有期間等の各条件により異なりますので、事前に料率、上限額等を表示することができません。


■ その他
・ お申込み/ご購入にあたっては「目論見書」「目論見書補完書面」をご覧いただき、取引の仕組みやリスク・手数料等についてご確認ください。

■外貨建て債券取引に関する重要事項■

■ リスク
・ 途中売却の場合、市場金利の上昇等による債券価格の下落など売却時の債券市況の変動により、購入価格に比べ売却価格が下落し、投資元本を割り込み、損失(元本欠損)が生じるおそれがあります。また、購入価格が額面を超えている場合、償還時に償還差損が発生し、投資元本を割り込み、損失(元本欠損)が生じるおそれがあります。
・ 発行者の経営、財務状況の変化及びそれらに対する外部評価の変化などにより、元本や利息の支払い能力(信用度)が変化し、投資元本を割り込み、損失(元本欠損)が生じるおそれがあります。
・ 外貨建て外国債券は、外国為替相場の変動などによりお受取金額が変動し、外貨建てでは投資元本を割り込んでいなくても、円換算での投資元本を割り込み、損失(元本欠損)が生じるおそれがあります。また、主要通貨以外の通貨では、大幅に為替レートが変動する場合があるため、急激な円高により外貨建てでは投資元本を割り込んでいなくても、円換算での債券価値が元本を大きく割り込み、損失(元本欠損)が生じるおそれがあります。


■ 手数料等
・ 購入対価をお支払いただきますが、取引手数料・口座管理料はかかりません。
・ 外貨建て外国債券を日本円でご購入される場合や売却時・償還時に日本円でお受取りされる場合には、為替手数料を申し受けます。為替手数料の詳細については、「契約締結前交付書面」又は当社ウェブサイト「債券」ページの「為替手数料一覧」をご覧ください。


■ その他
・ お申込み/ご購入にあたっては「契約締結前交付書面」や「目論見書」をご覧いただき、取引の仕組みやリスク・手数料等についてご確認ください。

マネックスからのご留意事項

「資産の種」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引・取引所株価指数証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。

商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。

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