良質な種(投資のための基礎的な知識や知恵)をたくさん手に入れて、一緒に育てていきませんか?投資初級者の方の背中を押すお話をしてまいります。(現在は更新しておりません)
若い友人が半年以上の失業期間を経て転職を果たしました。就職活動は大変だったので決まってホッとしたそうです。(私もホッとしました)
地方都市出身で新卒入社と同時に東京で一人住まいを始めた彼の場合、前職を退職してからはそれまでコツコツと貯めていた貯金だけで失業後の生活をしていました。新卒入社から数年で退職しているので、そんなに多くの貯金などは作れなかったはずですが、実家に頼ることもなかったそうです。(失業保険の給付もなし)
「入社当初、奨学金を返していたので生活は苦しかった。でも1年で完済した後はその生活レベルのままでいたので2年目に貯金ができたんです。それでどうにか持ちました。」3年足らずの社会人生活で半年の無収入期間を食いつなぐ貯金は大したものだと関心しました。
奨学金の借金から解放された嬉しさから頑張っている自分へのご褒美と称し、生活レベルをあげたいと思ったこともあったはず。そこをぐっとこらえ、まずはいざというときの資金を作っておいた彼の保守的な考えが「いざ」の到来に役立ちました。生活レベルのアップは今の自分の分にあっているかを、きちんと確認してから行なうこと。『借金はなくなったけど、収入が上がったわけではない(上がる目途がたつわけでもない)』という段階ではお金の行き先が変わっただけですから、まだ分不相応である可能性が高いのです。
自分のキャリアのステップアップの為にお金をかけるべきときはあります。しかし、会社で経験を積ませてもらっているという状況にいる若手の間は生活のレベルアップというよりはいざというとき仕切り直しができる生活基盤を作れるように非常時の資金作りと、将来に向けての資産作りを忘れないでもらいたいのです。もちろん、全部をそんな地味な使い方にしてはつまらないので、毎月の収入を全力で快適な生活の為に使ってしまう前に、資産作り用のお金を強制的に差し引いておけばよいという話です。目安は収入の1/5。残りの4/5で月々やりくりします。収入が上がれば、その分資産運用に回る金額も月々の生活費も増えます。「生活に余裕がでてきたな」と思ったときにはそれなりの資産もできているというこの仕組み。残ったときに貯蓄をするというペースとは格段に差がつくはずです。
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