第 104 回 【突入現場レポート】アラフォー筆者 お金持ちに紛れ込む

良質な種(投資のための基礎的な知識や知恵)をたくさん手に入れて、一緒に育てていきませんか?投資初級者の方の背中を押すお話をしてまいります。(現在は更新しておりません)

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第 104 回 【突入現場レポート】アラフォー筆者 お金持ちに紛れ込む

先週の日曜日、『なるほどマネープランフェア』に行ってきました。日本経済新聞社クロスメディア営業局主催、りそな銀行が共催のセミナーです。場所は東京、六本木アカデミーヒルズ40。六本木ヒルズの中にある大きな会場でした。驚いたのがその盛況ぶり。りそな銀行のお得意様がご招待されているのか、定年を控えた世代、もしくは定年を迎えた世代が多かったようです。

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フェアの内容は、著名人の基調講演、特別講演に加え、小会場では投資信託会社や保険会社などが資産運用についてのさまざまなセミナーを行うというもの。話を聞くみなさんはとても真剣で熱心にメモをとり、話を聞き終わると足早に自分が予約した次のセミナー会場に移動します。人気のセミナーは予約も叶わぬほどで、公開3日後にもかかわらず、ネットで申し込んだ私でさえ希望の講演をひとつ逃しました。


予約申し込みさえすれば無料で参加でき、話も聞き放題のこの手のセミナーに興味のある方は一度参加されることをおすすめします。お金の運用を真剣に考えている人はこんなにいるのか、と周囲の個人投資家を見てみるだけでもいつもとは違った環境を知ることができるでしょう。

資産運用をしたいとは思いながら、投資信託の商品選別のために、あの細かいパンフレットの類を読むのが苦痛な人には特に◎です。複数の投資信託運用会社が同じ会場で説明をするので、各社が競い合ってわかりやすいカラー刷りの資料を用意し、大変丁寧に商品の仕組みとポイントを説明してくれます。

この会場で説明をしている投資信託運用会社は熱心に聴いているからといってお客様を勧誘したりはしません。運用会社は運用をする会社。販売については別の金融機関に委託しているのです(このセミナーに参加していた投資信託運用会社はりそな銀行に委託している)。そのため質問したからといって無理にその場で買わねばならない雰囲気に押されてしまうなんていう心配はいりません。運用会社はお客様に自分の会社が運用している投資信託を買う気になってもらい、販売会社でその商品を「指名買い」してもらいたいと考えています。(投資信託の見本市のようなものだと思ってください。)

逆に証券会社と比較して投資信託の販売経験の浅い銀行側の立場で考えると、お客様の要望にこたえるだけの説明が行き届かないというところを運用会社に引き受けてもらえるわけですから、両社にとって好都合のセミナーなのです。銀行は後日「このあいだのセミナーで話をきいてよいと思ったからこの商品を買いたい」と商品の絞り込みがすでにできているお客様に、あとは必要なリスク説明等をすればよいという具合です。

お客様は予約したセミナーで話を聞き、質問があれば各社のブースに個別に質問にいき、別会社の同タイプの商品とは何が違うのかまで聞いてこられます。納得いくまで説明を聞き、「これはいい」と思うものがあれば後日銀行で購入できます。ピンとこなければ何も買う必要はもちろんありません。

このセミナー、投資の話ばかりでなく、健康法などについての講演もあり、資産運用を真剣に考える世代の関心が高い内容が盛りだくさんでした。何よりやはり周りの熱心さに触発されるよい刺激を受けられたのが一番の成果です。今ある自分の資産をどうしておくべきか真剣に考える良い機会になります。
(周りに置いていかれちゃいけないと、自分を追い込めます)

この手のセミナー情報は新聞の広告(やはり日経が掲載頻度が多い)やインターネットで見つけることができます。質のよいイベントに足を実際運ばれてはいかがでしょうか。

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