良質な種(投資のための基礎的な知識や知恵)をたくさん手に入れて、一緒に育てていきませんか?投資初級者の方の背中を押すお話をしてまいります。(現在は更新しておりません)
投資信託は投資入門者におすすめの商品ではありますが、誰にも当てはまるとは限りません。「元本保証ではないのはとにかく怖い」、という方にいきなり投資信託の購入をすすめてもその仕組みに納得がいかないことが多いからです。
・ みんなのお金を集めて纏めた大きな資金を効率よく運用できる。
・ 一人だけでは購入できない多くの投資対象資産に分散投資ができる。
という投資信託のメリットを聞いても、自分のお金はどこかに持っていかれてしまうような気がするのかもしれません。(因みに私は投資を始めた当初はアンチ投信派、初めて買った株式型投資信託がダラダラと下がり続け、どうして下がるのか、何か余計なものが一緒に入っているのではないかという不信感が運用者への不満に変わり、その後は何年も株一辺倒でした。)
投資入門者が投資の世界に入るとき、まず何より理解しなければならないのが「投資は自己責任で行う」ということです。お金を殖やすという自分のメリットのために、自分が許容できるリスクを負う。このためには自分が許容できる、つまり理解できるリスク商品に投資を限定させるべきだと考えます。
はじめの一歩がとにかく不安であるならば、もっと保守的な投資商品を選んでよいのです。無理に投資信託に挑戦する必要はありませんから、理解しやすいものを最初の投資商品に選んではいかがでしょうか。
筆者のおすすめは債券です。できれば格付けが高い、国内企業の短期事業債がベストです。投資信託と違い、額面単位で購入しなければならないので、投資信託のように1000円から投資はできませんが固定金利の債券を選べば保有期間中の景気の変動に左右されることもありません。定期預金とほぼ同じ感覚で保有することができるでしょう。ただその元利金を保証するのはその債券の発行体。債券は発行した会社がつぶれてしまったら、会社を清算して余りがあればお金を返しますというのが基本ルールです(余りがなければ返ってきません)。
したがって、なるべく高い利息のものを購入したいところですが、気にするべきはまず、その格付け。満期までの元利金の支払いに問題がないとされる投資適格債はBBB(トリプルビー)という格付けがされていますが、できればもう1段上のA(シングルエー)以上の債券を購入して満期まで保有してみましょう。もちろん定期預金より、よい利回りになるもの選んで、無事満期を迎えたときには預金にしておいた場合とどれだけ違うかを検証し、きちんとニヤニヤしましょう(←結果をきちんと認識しましょうという意味です)。
初めての投資が成功すると、もっと良い方法があるのではないかと自分からステップアップしたくなります。自分で納得して選んだという自負がなければ、次の行動には踏み出せませんし、そもそも投資は継続しにくいもの。債券はいつでも発行されているものではありませんが、新聞の広告や証券会社のサイト等をマメにチェックする習慣もここでつけておかれてはいかがでしょうか。
【債券取引に関する重要事項】
債券の価格は、市場の金利水準の変化に対応して変動しますので、償還前に換金する場合には、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。外貨建て債券は、為替相場の変動等により、投資元本を割り込み、損失が生じる場合があります。
また、発行者の経営、財務状況の変化及びそれらに対する外部評価の変化などにより、元本や利息の支払い能力(信用度)が変化し、投資元本を割り込み、損失(元本欠損)が生じるおそれがあります。債券をお取引される場合には、購入対価をお支払いただきますが、取引手数料・口座管理料はかかりません。外貨建て債券のお取引にあたり、日本円でご購入される場合や日本円でお受取りされる場合には、為替手数料を申し受けます。
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