米国投信市場の現状

世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)

米国投信市場の現状

今回は米国の投信市場について触れてみましょう。

みなさんは世界最大の投信は何かご存知ですか?
身内の話で恐縮ですが、それは「バンガード500インデックス・ファンド」です。昨年誕生25周年を迎えたこのファンドは、米国株価指数(S&P500)に連動する米国初の個人投資家向けインデックス投資信託で、現在11兆円を超える資産総額まで成長しました。

日本の公募投信市場が全体で43兆円(2002年1月現在)ですから、その4分の1を占めてしまう規模ですね。しかも、アクティブ・ファンドではなく、インデックス・ファンドである点も注目に値します。

以下、フィデリティのマゼランファンド、アメリカンファンド、ピムコ・トータルリターン・ファンド、と続きます。

でも、現在の米国投信市場を見る上で、規模以上に重要なのは資金の純流入額ではないかな?と思います。

米国投信調査会社のファイナンシャル・リサーチ・コーポレーション(FRC)が株式、債券投信(MMFは除く)の販売実績をベースに行った調査によると、私達バンガードは過去6年間のうち、2000年を除いてすべて資金流入額が業界トップを占めたようです。(ちなみに、昨年については弊社以下アメリカンファンド、ピムコ、フィデリティ、MFSと続いています。)

モーニングスター社のアナリスト、クーリー氏は「バンガードの持続的な強さには、多くの理由がある」と2001年の年次リポートで述べています。「しかし、最も大事なことを2つ挙げるとしたら、理想的な投資方法を訴え続ける忍耐力と低コストだろう。」

また、2002年2月号の米経済誌フォーブスにおいて選ばれた66本の「ベスト・バイ」ファンドのうち、バンガード・ファンドが30本を占めたことでも、その圧倒的な競争力が示されたと言えるでしょう。

現在の米国投信市場の状況・・・それは、バンガードが掲げる「すべての投資家の方々へ最高品質の商品を低コストで提供する」というシンプルな目標が、着実に根付いている、という実態に表れているのではないでしょうか?

(ちなみに、日本ではバンガード500インデックス・ファンドは販売しておりません。同じ米国株式に投資するインデックスファンドでより幅広い銘柄で構成されるバンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドをご提供しています。)

<お知らせ!>
マネックスメール冒頭でもご案内した通り、本日よりバンガード・ファンドが買いやすくなりました。

現在マネックス証券で販売中の3本のバンガード・ファンドについて、当初お申込口数を<30~50口>から<5口>に大きく引き下げました。
これからは、1万円程度から、お気軽にファンドのお買付けが可能になります。これを機に、ぜひバンガード・ファンドの利点をお試しください!

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