世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)
銀行や証券会社の窓口で相談したり、各種Webサイトで研究したりして、資産配分に満足したら、次のステップは投資商品の選択です。
個々の株式や債券に投資するべきでしょうか、それとも、投資信託に投資するべきでしょうか?
リスクを最小限にするために分散した複数の個別株式でポートフォリオを作成することはできますが、幅広く分散させるためには注意深く選ばれた、少なくとも100銘柄を購入する必要があり、普通の個人投資家にとっては大変困難です。債券も同様に困難です。だからこそ、多くの人々にとって投資信託はおそらく最も良い投資商品なのです。
投資信託からはじめましょう。
投資信託の考え方は単純、でも合理的です。多くの人がひとつのファンドに投資します。投資のプロに管理されたそのファンドは、特定の投資目標を達成するために、さまざまな株式、債券、もしくは通貨へとまとめて投資されます。個々の投資家はファンド運営費を除いた、そのファンドの実現損益とそのファンドが稼いだ配当を投資金額に比例して受け取ります。投資信託では分散投資が効率的にでき、また簡単に売買できます。
それにしても、数千の投資信託の中からどうやって選びましょうか?
投資信託を選ぶ場合、いくつかのルールがあります。
手始めとして正統派の株式ファンドを選ぶとき、株式市場のすべてのセグメントをカバーしているファンドにするべきです。そのセグメントには、全産業にわたる、中小企業や大企業の株、成長株やバリュー株が含まれます。目安として、大企業の株式はその株価から見ると株式市場の70%(米国の場合)を占めることを、心にとめておいてください。
より経験をつんだ投資家になるにつれて、ポートフォリオの中の外国株式比率についても考えましょう。
債券を保有するにあたっては、投資適格企業の発行した債券とともに、国債もしくは政府機関が発行した債券を含めるべきです。一方、短期的ニーズや、非常準備金については、MRFやMMFなどを選ぶべきでしょう。
様々なファンドを購入してポートフォリオを作り上げるのも良いのですが、あなたの資産配分計画に合致しさえすれば、単純に2、3のファンドを購入するだけでも構いません。幅広く分散投資された株式ファンド一つと、幅広く分散投資された債券ファンド一つをあなたの目標とする資産配分の割合に応じて購入しても良いのです。これならできそうですね。
投資信託はパッシブ型(市場追随型)、もしくはアクティブ型(市場に対する超過収益追求型)で運用されています。バンガードは株式と債券からなるポートフォリオのうち、少なくとも半分以上をインデックス・ファンドで運用し、残りはアクティブ運用ファンドに投資するよう推奨しています。もちろん、より単純にインデックス・ファンド100%でも良いと考えます。
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