世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)
二週にわたり、「ETFのわかりやすい話(その1、その2)」をお届けしてきました。ETFと一般的インデックスファンドの比較の中で正しく認識されていない事柄を、7つほどあげて説明しましたが、いかがだったでしょうか?(よろしければ5/27、6/3のバックナンバーをご覧ください)
ポイントは「売買手数料や、売値と買値の差(スプレッド)のため、必ずしもETFは低コストではない」、さらに「米国におけるETFの主な投資家は機関投資家であり、その回転率は著しく高い」、したがって、「ETFか一般のインデックスファンドか、という二者択一ではなく、どのような比率で持つべきか、が大切」、とお話してきました。
今回は、そのまとめです。
ETFは、取引所において取引時間中ならいつでも売買されるインデックスファンドです。ETFは高い分散性と流動性を持っています。ではインデックス運用の利点を追及したい投資家は、一般のインデックスファンドとETFのどちらを選ぶべきなのでしょうか。
これには正しい答えはありません。実際、両方のファンドを保有することが最適ともいえるでしょう。以下の表は、投資家のタイプによってどちらのファンドを選ぶべきかを示しています。
もしみなさんが次のようなタイプの投資家だったら、ETFと一般のインデックス、どちらが優位性を持つでしょうか?
一日を通して売買したい人 ETF販売手数料の影響をうけないほど巨額の取引ができる人 ETFブローカーとのやり取りが苦ではない人 ETF指値取引、空売り、信用取引をしたい人 ETF取引価格が基準価格を割るというリスクを取れる人 ETF頻繁には売買しない人 両方定期的な投資がしたい人 インデックスF必要資金を定期的に引き出したい人 インデックスF
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