債券ファンドのデュレーションって?(1)

世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)

債券ファンドのデュレーションって?(1)

デュレーションって知っていますか?
債券ファンドの運用レポートには「ファンドの平均デュレーション-××年」という具合に表記されていることが多いのですが、この意味がわからない人は 結構いるのではないでしょうか。

実はデュレーションとは、債券の金利リスクを測定する指標のひとつなのです。よく債券の残存期間と混同している人がいますが、残存期間とは、このデュレーションを算出するために必要な要素のひとつで、債券の満期償還までの期間のことです。デュレーションをみれば、市場金利が変化したとき、どのくらいファンドの価格が変動するかを予想することができます。

例えば、皆さんが保有している債券ファンドの平均デュレーションが6.4年だったとします。これは市場金利が1%動いたときに、ファンドの価格が 6.4%動くことを意味しているのです。重要なのは、このデュレーションの長さが長いほどファンド価格の振れ幅が大きくなるということです。金利上昇時には、債券価格は下がりますが、より長いデュレーションをもつ債券ほど、下げ幅はきつくなります。しかし、逆に金利が下降したときには、長いデュレーションをもつ債券ほど債券価格が上昇することになるのです。

さて、デュレーションの意味がわかったところで、来週はデュレーションを決定する要因についてお話ししましょう。

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