世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)
今回は、先日行われたバンガード・グループCEO、ジョン・J・ブレナンへのインタビューの中から、米国投信業界に関するコメントをご紹介しましょう。
インタビュアー:この20年間で投信業界、あるいはバンガードにとっての、最も大きな変化は何だと思いますか?
ブレナン:投信業界では多くの変化がありました。ひとつは、商品としてのミューチュアルファンドの重要性が驚くほど高まったことです。ミューチュアルファンドは、株式ファンドから始まり、バランスファンド、マネーマーケットファンド等、多岐に亘る商品が開発されました。20年前と比較して、ミューチュアルファンドという形態や優位性が投資家に利益をもたらす機会は、インターネット取引や401(k)の進展と共に格段に増えたと言えるでしょう。
さらに興味深いのは、ビジネスで最も成功しているのはバンガードをはじめとして、フィデリティ、キャピタルリサーチ、パトナム、フランクリンなど、長期的な視野に立った企業だということです。これには多くの理由がありますが、「いつの時代でも変わることのない最も大きな財産は投資家の信頼だ」ということでしょう。たとえ投資家が新しい企業に興味を持ったとしても、結局取引するのは信頼している相手だということです。
投資に関しての変化という側面では、いくつか思い当たることがあります。1つはインデックス運用の有効性の高まりです。インデックス運用は20年前ではただ珍しいだけの商品でした。それが今ではその価値が認められ、我々の競争相手にとっては脅威になっています。
バンガードに関して敢えて申し上げるならば、この20年間で最も重要なことは「バンガードがいかに変わらなかったか」ということであると私は思います。それは、「すべては投資家のために」、というバンガードの投資家へ対する確約であり、1982年に入社した私自身が魅了されたものなのです。
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