世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)
金融専門家は「(車のバックミラーを見るように)過去を振り返って投資しないように」というアドバイスをします。これはどういう意味でしょうか? ある年の株式市場や債券市場のパフォーマンスをもとに、翌年の市場の動きを予測することはきわめて難しいことなのです。
過去を振り返って投資することは、よい結果をもたらさない、と考えたほうがよいかもしれません。下の表からもそれがおわかりいただけると思います。この表は、米国から見た外国株と米国債券、そして米国成長株と米国バリュー株のうち、各年において最もよいパフォーマンスを出した資産をあらわしています。よく見ると、2年続けて同じ資産が「勝利者」だった年は、23年間のうちわずか8年だけでした。このことからも、あるひとつの資産に偏らず分散投資をし続けることがいかに大切かということがわかります。
Q:各年においてどの資産が最も高いパフォーマンスをあげたでしょうか?A:その勝利者は・・・
1980年:米国成長株
1981年:米国債券
1982年:米国債券
1983年:米国バリュー株
1984年:米国債券
1985年:外国株式
1986年:外国株式
1987年:外国株式
1988年:外国株式
1989年:米国成長株
1990年:米国債券
1991年:米国成長株
1992年:米国バリュー株
1993年:外国株式
1994年:外国株式
1995年:米国バリュー株
1996年:米国成長株
1997年:米国バリュー株
1998年:米国成長株
1999年:米国成長株
2000年:米国債券
2001年:米国債券
2002年:米国債券
(注1) 米国株式はラッセル3000バリュー・インデックスとラッセル3000・グロース・インデックス、米国債券はリーマン・ブラザーズ・アグリゲート・ボンド・インデックス、米国から見た外国株式はモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル・EAFE(イーファ)インデックスをそれぞれ指標としています。
(注2) インデックスのパフォーマンスは特定の投資成果を表わすものではありません。また、インデックスに投資することはできません。
※バンガードの外国投信は買付時為替手数料無料、販売手数料も無料(ノーロード)で3本とも1万円台から購入可能です
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