インデックス・ファンドの運用方法

世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)

インデックス・ファンドの運用方法

今回のマネックスメールでは、インデックス・ファンドの運用方法について触れてみたいと思います。

インデックス・ファンドは、目標とする市場ベンチマーク・インデックス(日経平均、TOPIXなど)と同じリターンを獲得しようとする運用商品です。投資家は、どの銘柄が上がる、下がるということに頭を悩ませることなく、目標とする市場全体を買ってしまうことができます。

それでは実際問題、何千という銘柄で構成される市場ベンチマーク・インデックスの場合、どうやってポートフォリオを作り上げているのでしょうか?
具体的な例として、米国普通株式を網羅する最も広範なインデックス、
ウィルシャー5000(R)トータル・マーケット・インデックスに対して、バンガードのファンドがどのように運用されているのかを、ファンドの運用責任者であるジョージ・ソーター氏に聞いてみましょう。

ジョージ・ソーター氏:「ファンドがインデックス中の銘柄をすべて保有することは現実的ではありませんし、またコスト効率も良くありません。特にウィルシャー5000(R)トータル・マーケット・インデックスは、米国普通株式市場全体のパフォーマンスに追随しており、ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、ナスダックの米国の主な3つの取引所で取引される
6500以上の銘柄から構成されているのです。したがって、このような広範なインデックスをファンドのベンチマークとして使用する場合は、弊社ではインデックスを構築する代表的な株式をサンプルとして保有します。」

「銘柄を抽出しファンドに組み込む一連のプロセスは、サンプリングと呼ばれます。精巧なコンピュータ・プログラムを使用して、鍵となるリスク要因やその他の特性からウィルシャー5000(R)インデックスに比例する銘柄群を抽出します。弊社のファンドでは、時価総額、株価収益率、業種分散など様々な特性がインデックスに一致するように、3,704銘柄(2003年7月31日時点)を保有しています。」

「例えば、ファンドおよびインデックスの時価総額中央値は268億ドル、株価収益率は21.5、利益成長率は8.4%、業種分散は1:1と全く同一になるようコントロールされています。さらに業種分散に関して言えば、ファンドもインデックスも22.7%の金融サービスセクター、14.0%のテクノロジーセクター、14.0%のヘルスケアセクターとなるよう調整されています。」
一見単純に見えるインデックス・ファンドの運用も、実は「サイエンス」の世界だったのですね。

(ウィルシャー5000(R)は、ウィルシャー・アソシエイツ・インコーポレイテッドの登録商標です。その他すべての商標はそれぞれの所有者による占有財産です。)

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