ポートフォリオをリバランスしましょう

世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)

ポートフォリオをリバランスしましょう

投資に慣れてきた皆さんは、自分のポートフォリオの中で株は○○%、債券は××%、残りは預金、といった長期的な配分比率を決めていることが多いでしょう。

このポートフォリオの資産配分比率ですが、少なくとも年に一回は点検することが必要です。しかし頻繁に見直せばよいというものではなく6ヶ月は間隔を置くべきでしょう。もし、見直しの結果、各資産の配分比率が目標の比率から5パーセンテージ・ポイント以上逸れていたら、配分比率を修正(リバランス)する必要があるかもしれません。

また、あなた自身の生活スタイル等が変化した場合も、ポートフォリオをリバランスする必要があるでしょう。株式の比率が高いアセット・ミックスは、まだ若い投資家のポートフォリオとしては適切かもしれませんが、引退した後の投資家にとっては、債券の比率が高いアセット・ミックスが相応しいかもしれません。

ポートフォリオのリバランスにはいくつかの方法があります。
例えば・・・

-配分比率が高くなった資産を売却して日常の支払資金に当てる
-配分比率が高くなった資産を売却して、配分比率が少なくなった資産への追 加投資に回す
-受取った分配金や配当金を配分比率が低い資産への投資資金にする
など、です。

さて、皆さんが投資をしていると、次のような状況に陥り易いのはないでしょうか?

例えば、目標としていた資産配分が株式50%と債券50%だとして、急激な上げ相場の結果、その配分比率のバランスが株式65%、債券35%に崩れてしまったとしましょう。たとえあなたがその株式の運用成績に満足していたとしても、ポートフォリオのリスクが上がったことは認識しておくべきです。配分比率が高すぎる資産を売ることによって、配分調節ができるとともに売却収入も得ることができるのです。

多くの投資家は、運用成績が好調で配分比率が高くなった資産の売却にためらいがあります。しかし、目標とした資産配分へ戻す「リバランス」は、ポートフォリオのリスクを投資家の許容範囲に戻し、長期的な投資目標の達成に導いてくれるはずです。

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