ETFの投資に向いている投資家とは?

世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)

ETFの投資に向いている投資家とは?

 ETF(Exchange Traded Fund)は、特定の株価指数に連動することを目的に運用される投資信託です。証券取引所に上場され、株式のように市場の取引時間中にいつでも売買が可能です。また従来型の投資信託のように多数の銘柄に分散投資する効果も期待できます。今日はこのETFの投資に向いている投資家について考えてみましょう。

 もし、次の基準に当てはまっていたら、あなたはETFの投資に向いていると言えるかもしれません。

・ 短期的な投資目標を持ち、流動性の高い投資対象を必要としている。・ 取引時間中いつでも売買をしたい。
・ 取引金額が大口であるため、証券会社からの取引手数料のディスカウントが期待できる。だから手数料はあまり気にならない。
・ 個別株式を売買するような柔軟性のある投資がしたい。
・ 低い運用コストの恩恵が受けられる長期的なバイ・アンド・ホールド戦略をめざしている。

 このようにETFは柔軟な取引が可能なため、低コストや分散投資などインデックス運用の本質的な特性を理解し、かつ市場価格取引の便宜性を好む投資家に向いているといえるでしょう。

 一方で、次のような基準にあてはまる投資家は、従来型の投資信託が向いているでしょう。

・ 自動継続投資プログラムを利用している。(売買取引ごとにブローカレッジ手数料が発生するETFでは、定期的に一定金額を投資するドルコスト平均法*はおすすめしません)

・ ブローカレッジ手数料の負担を補えるほどの投資資金がない。(少額の取引はETFには向いていません。ETFと従来型の投資信託の売買コストを比較するには、売買手数料を購入金額で割って100%をかけ、ETFの経費率に足してみてください。この計算式は他の金融商品の比較にも応用できます)

・ 投信運用会社が提供するサービスを利用したい。(米国では小切手決済、給与口座振込、自動継続投資システムなどのサービスがあります)

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