世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)
昨今、女性の社会進出が進み、生活の中で女性自ら財政面や投資面での決断を下していかなくてはならないシーンが確実に増えてきています。
そこで今回は、女性の投資スタイルについてその傾向を見たいと思います。米国で行われたある調査では、女性は男性に比べてより忍耐強く、分析的であるとの結果がでているようです。
米国女性はあらゆる年代層を通じて、投資信託を研究する時間が男性に比べて約40%長いという調査結果があります。また取引回数で、女性は男性よりも少ない傾向があるようです。
このことは別の調査結果にも現れており、女性は約45%~67%程度、男性よりも売買回数が少ない傾向にあることも明らかになりました。一方で男性は、売買取引が増えるほど取引コストや手数料そして税金がかかり、結果的に低いリターンに繋がることになるにもかかわらず、投資に対しては果敢な態度で挑んでいるようです。
これらの投資スタイルの違いは、ある心理的な要因が影響しているのかもしれません。それは「恐れ」です。
米国ナショナル・センター・フォー・ウーマン・アンド・リタイヤメント・リサーチは、資産運用に関して過ちを恐れる度合いにおいて、女性は男性の2倍であると報告しています。
失敗を恐れずひとヤマ当てようとする男性(そして、そのほとんどは失敗しますが)と、後悔することを恐れコツコツ積み立てていこうとする女性。なんとなくわかるような気がします。
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