米国人の投資に関する理解度

世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)

米国人の投資に関する理解度

投資に関する知識の中でも、とりわけ米国人は債券や投資コストに関して誤った理解をしている人が多い。-バンガードが定期的にあるマネー雑誌と共同でおこなっている「投資に関する理解度調査」によると、このような調査結果がでています。

 この調査は、米国18の州から約1,000人の投資家を無作為に選び、ファンドの基礎知識や投資用語、およびマーケットの基礎知識に関する質問に答えてもらうという方法で行なっています。

 通常、全体の平均正答率はほぼ4割前後くらいですが、その理解度は僅かながら年々向上しているようです。しかし、投資家が抱える課題として債券についての理解不足にはかなりのものがあるようです。例えば、回答者のほぼ7割は債券価格と金利が反対の方向に動くことを理解していません。また、約6割の人は債券の満期の意味を誤解していました。

 ファンドのコストについて混乱している投資家も多いようです。回答者の約7割以上の人が「エクスペンス・レシオ(日本のファンドでいう信託報酬にほぼあたるもの)」の意味をきちんと理解できていません。また、6割の人がファンドのリターンに及ぼすコストの影響について気づいていないようです。そして驚くべきことには、回答者の7割近くはファンド購入時の手数料が「販売手数料」であることを知りませんでした。

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