偉大なる平凡の時代

世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)

偉大なる平凡の時代

第一印象はごく普通の平凡な人でも、長い付き合いの中で突然その人の隠れた良さや本来の力量に気付かされ、驚くことがあります。

 投資信託の世界では「インデックス・ファンド」がまさにそのような人にあたるのではないでしょうか。単に市場全体の動きを表しているだけなのでわかりやすい。一見すると平凡で地味な存在。

 ところが最近、専門家や経験豊富な投資家から脚光を浴びているのです。
 投資信託の先進国、米国の事情を見てみましょう。米国最大級の運用資産を誇る投資信託として「バンガード500インデックス・ファンド」があります。日本円で約12兆円を超える規模を持つこのファンドは、米国の確定拠出型年金の広がりとともに大きく資産を伸ばし、現在の地位を築きました。

 なぜインデックス・ファンドが大きく広がったのか? そこにはやはり、理由がありました。

 ●「パフォーマンス」:W・シャープ、カーハート、ゲッツマン、イボットソ ン等による学術的な理論の世界において、さらに、実際の世界においても、積 極的運用をうたったファンドのほとんどが、長期間でみると市場平均に勝てな いという失望的な現実。

 ●「運用手数料」:上記の事実の反面、コンピューターによるモデルで運用さ れるインデックス・ファンドは極端に手数料が低額。(ただし、米国でも3分 の1のインデックス・ファンドが販売手数料を課しているので要注意!)
 学術的にも実務的にも「秘策」はない、と言えるでしょう。

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