世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)
このところの相場環境は投資家に優しくありません。ダウ工業平均やS&P500といった米国株式の主要インデックスは年初より10%以上も下げています。
今回はバンガードのチーフ・インベストメント・オフィサーであるガス・ソーターが、下げ相場での対処法についてお話しします。
●最近の下落原因を教えて下さい。
現在の市場は米国経済の減速や原油価格の高騰、金融機関の不良債権問題や緊迫した国際情勢といった複数の要因に反応しているのです。決してひとつの要因で下げているわけではなく、様々な経済的なマイナス要因が心理的なプレッシャーを市場に与えているのです。
●明るい兆しはありますか?
様々な方面から強い逆風が吹いているのは間違いなく、また、まだ暫くは続くものだと考えます。ただ、明るい兆しも十分あります。比較的強い企業の収益性や株価収益率の健全性などがよい例でしょう。成長力は鈍いと思いますが、株式のファンダメンタルは健全であることを示しています。
●投資家は今の時期をどのように過ごしたらいいでしょうか?
多くの投資家にとって、もっとも賢い対処法は"何もしない"ということです。ご自分のポートフォリオをよく点検して、長期投資に基づいた戦略を取っている方は何もしない方が良いでしょう。
ここで質問です。
Q1)ご自身の投資目標と期間に沿った資産配分をしていますか?
Q2)十分に分散投資ができていますか?
二つとも"イエス"ならば何もしないで嵐が過ぎるのを待って下さい。
マーケットの好不調に関わらず、投資判断は短期的な"戦術"ではなく長期の"戦略"に基づいて行うものです。言い換えればニュースの見出しで判断するのではなく、大局を見据えた判断をしなければいけないということです。相場が下がっているからといって衝動的にポートフォリオを大きく変えたとしても、たいていは残念な結果に終わることと思います。
下げ相場の時に"じっとしていなさい"というのは月並みだ、と思うかもしれません。しかし不確実な時には最高のアドバイスになるのです。市場が明日どうなるかを予測出来る人はいない、ということを思い出すことが重要です。長期投資の視点を持つことが重要です。
-----------------------------------「トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド」のお知らせ
バンガードグループのインデックスファンドの組み入れによって運用を行う ファンドオブファンズ形式の国内投資信託です。
販売手数料なしのノーロード投信で、1万円から買付可能。積み立てもOK。http://www.monex.co.jp/FundGuide/00000000/syohin/tousin/kihon/guest?MeigCd=++0049510000
※投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認下さい。-----------------------------------
・・「トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド」に関する重要事項・・
□リスク
当ファンドは、外貨(米ドル)建の外国投資信託への投資を通じて、主に海外株式を投資対象としますので、組入株式の価格の下落や、組入株式の発行会社の経営不振や債務不履行等の影響により、基準価額が下落する場合があります。また、為替ヘッジは原則として行いませんので、投資している通貨が米ドルに対して弱くなった場合や米ドルが円に対して弱くなった場合等には当ファンドの基準価額が下落し、損失を被ることがあります。
したがって、ご投資家の皆様の元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。当ファンドの基準価額の変動要因としては、主に「価格変動リスク」、「為替変動リスク」、「カントリーリスク」、「投資する外国投資信託の運用に支障をきたすリスク」などがあります。
※詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)の「投資リスクとリスク管理体制」 の項をご覧ください。
□手数料等
・申込手数料(税込):0%
・解約手数料:0%
・信託財産留保額:ありません
・信託報酬(年率・税込): 純資産総額に対して 約1.27%
・上記以外にも保有期間中に間接的にご負担いただく費用があります。詳しく は投資信託説明書(交付目論見書)本文の「手数料(費用)」に関する項目 をご覧ください。
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