世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)
今回は"分散投資"について考えてみたいと思います。
●"分散投資"とは?
"Don't keep all your eggs in one basket.(ひとつのカゴに全てのたまごを盛るな)"という諺がよく分散投資の基本として喩えられます。将来の市場の動きは誰にも予測出来ません。でも分散して投資をすれば、仮にひとつがうまくいかなくても他が補い、全体としては投資リスクを減らすことが出来るという意味です。一般的に、投資信託はそれ自体で多数の証券に投資している商品なので、分散投資を叶える良い手段になります。特に様々な業種や地域に幅広く分散されている投資信託はより投資リスクを減らすことが出来ます。特定の株や債券のみに資金の大部分を注ぎ込むことはやめたほうが良いでしょう。
●投資信託を買えば必ず"分散投資"が出来るのでしょうか?
そうとは言えません。投資信託にも様々な種類があるので確認が必要です。大型株や成長株といった限られた市場の範囲の中だけで分散投資されているものもあります。また、エネルギーやヘルスケアと言った特定の業種に集中して投資しているものもありますので、投資信託を検討される際は投資対象が幅広くきちんと分散されているかどうか、注意を払うことが大切です。
●投資信託には他にもメリットがあるそうですが?
それは投資に掛かるコストを抑えることが出来ることです。自分で株式を複数購入して分散投資をしようとすると、通常、銘柄ごとに購入手数料が発生します。購入手数料が掛からない、いわゆるノーロードの投資信託なら、そのぶん投資に資金をまわすことが出来ます。(ただし、投資信託には保有コストとして信託報酬等が掛かりますので、保有期間全体で見た場合のコスト比較には注意が必要です。)
●時間と手間を掛けたくないのですが・・・
そういう方にはひとつで分散投資が可能になる"バランス型ファンド"がお勧めです。様々な地域に分散投資が出来るものや株と債券両方に投資が出来るものなどバランス型ファンドといっても様々な商品があります。
●自分のポートフォリオが"分散投資"されているか分からないのですが・・・ 日々相場の動きが気になってしょうがないようでしたら、それはあまり分散投資されていないと言えるでしょう。投資先が重複していないか、または漏れている投資対象はないか、今一度確認した上で調整することが投資リスクを減らす第一歩となります。人によってリスク許容度は違いますので、ご自分に合うポートフォリオを選んでください。
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