世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)
過去1年半は投資家の皆様にとって特につらい時期であったことと思います。現在、投資への意欲が失せてしまっていても無理もないと思います。米国の株式市場は2007年10月のピーク時から比べると、半分以上値を下げました。そして景気状況もここ数世代で最も長い暗いトンネルの中にいます。
果ては、ここ1年の間に金融スキャンダルや金融機関の救済または破綻といった出来事が立て続けに起きました。バンガードはこれら金融にまつわる一連の出来事から直接的な影響はないものの、こうした状況を間近で見てきました。
さらに重要なことは、一連の金融関連の出来事からご自身の資産を心配されたバンガードの投資家から、電話やメールでお問い合わせを頂くということです。私自身、偶然知人に会うと「バンガードも大変なのでは?」と聞かれますが、これは―「私の資産は大丈夫?バンガードは大丈夫?」―ということなのでしょう。
バンガードは、お客様に対し、とても公平で正直であると自負しています。ここではバンガードの現在の状況を率直にお話しし、なぜ「バンガードは磐石だ」と言えるのかを説明させて頂きます。
私たちのビジネスはうまくいっています。私たちは健全で安定しています。そして、これからも道を逸れることはないでしょう。バンガード゙は長期の計画と戦略を変えません。私たちが主張していることは今までと何ら変わりません。それはバンガードの投資家の皆様も同じです。マーケットの混乱にも関わらず、バンガードのファンドへの投資を続けて下さっています。
我々は今の投資環境が決して誇れる状態ではないことは十分理解しています。殆どの業種で、そして殆どのお客様にとって、今は困難な時期です。だからこそ、お客様が資産運用を任せる金融機関の安定性に確信を持ちたいことも理解しています。
バンガードの企業としての安定性を理解する上で、まずバンガードの企業構造をご説明させて頂きます。バンガードはバンガードのファンドを通じ、投資家の皆様に所有して頂いている構造になっています。バンガードが「ミューチュアル(相互の)ファンドカンパニー」と称する所以でもあります。ただ、これは同業他社とは明らかに異なる構造であり、この構造が他社と異なるサービスの提供を可能にします。(訳者注:ミューチュアルファンドとは米国の投資信託のことで、複数の投資家が資金を提供し共同で運用をするオープンエンド型のものを指します。)
この構造はどのような環境下でもメリットがありますが、特に不安定な市況下では特に重要な意味をもたらします。次回5月1日配信予定のマネックスメール"バンガード・海外投資事情"では、バンガード独自の企業構造がもたらす4つの利点をご紹介させて頂きます。
-----------------------------------「トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド」のお知らせ
バンガードグループのインデックスファンドの組み入れによって運用を行う ファンドオブファンズ形式の国内投資信託です。
販売手数料なしのノーロード投信で、1万円から買付可能。積み立てもOK。http://mail.monex.co.jp/?4_48639_364100_10
※投資信託をお申込みの際には、「目論見書」「目論見書補完書面」
をご確認下さい。
-----------------------------------※リスク・手数料等に関しては、『10 リスクおよび手数料等の説明』の 「トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド」に関する重要事項」を ご覧ください。
マネックスからのご留意事項
「バンガード・海外投資事情」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
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