荒れたマーケットにおいても、インデックス投資の有効性は不変です。

世界最大級の運用資産規模を誇る投資信託会社、バンガードがお届けする運用コラム。世界経済を大局的にとらえ、正しい運用のあり方を示唆します。(現在は更新しておりません)

荒れたマーケットにおいても、インデックス投資の有効性は不変です。

 昨年は多くの投資家にとって非常に困難な時期であったと思います。ご自身のポートフォリオは大打撃を受け、じっと耐えていらっしゃることと思います。そして、これまで従ってきた投資の原則がまだ本当に有効なのか?という疑問が頭をもたげている方もいるのではないでしょうか。

 最近、一部の投資家から「バンガードは、まだインデックス投資を信じているの?」と質問されることがあります。インデックス投資は、市場を"負かす"のではなく、特定のベンチマーク・インデックス(日経225、TOPIX、アメリカのダウ指数など)を構成する銘柄に投資することで、その市場のパフォーマンスに連動させる投資手法のことです。

 今回はバンガード・グループのチーフ・インベストメント・オフィサーのガス・ソーターが、バンガードの揺るぐことのないインデックス投資への信念をお話させて頂きます。バンガードがこれまで以上にインデックス投資の有効性に対し確信を強めていることをおわかりになっていただけると思います。
 インデックス投資は、マーケットの下落時も上昇時もマーケットに幅広く投資が出来る賢明な方法です。我々はいつマーケットの下落が始まるのか、また、どの程度下落するのかも分かりません。そこでバンガードは、投資家の皆様に長期で投資に取り組む必要があること、さらにインデックス投資はその低いコストゆえに、マーケットから長期リターンを得る優れた投資手法だということを力説したいのです。

 確かに、インデックスファンドのパフォーマンスは、マーケットが下落すると、それに伴って下がります。マーケットの動きに連動することがインデックス運用の目標だからです。しかし、バンガードはこの投資戦略に強い自信を持っています。なぜならば、それが市場全体をポートフォリオに組み入れる際に非常に有効な方法だからです。

 簡単に言うと、インデックスファンドは特定の市場に投資する運用手法です。広範な株式市場の場合もあれば、特定の業種や産業、もしくは特定の地域(例えば米国以外やヨーロッパなど)の場合もあります。あるいは全く違う資産クラス、例えば債券市場へ投資することもあります。

 興味深いことに、各国の最大規模の確定給付型年金プランを見ると、その運用資産の大きな割合がインデックス運用されていることがわかります。また、米国でもプロの投資家の資産のかなりの比率がインデックス運用されています。もちろん一般の個人投資家も同様です。インデックス運用の有効性は広く信じられているのです。

 次回のマネックスメールでは、多くの投資家の疑問である「市場を出し抜こうとせず、市場平均を追いかけることにどんな意味があるのか?」という疑問にお答えします。

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 バンガードグループのインデックスファンドの組み入れによって運用を行う ファンドオブファンズ形式の国内投資信託です。
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