KIDS' WORKSHOP 2017 ~MIRAI SUMMER CAMP~ お金のお仕事~さぁ、お金に働いてもらおう!~


子どもたちが体験! 使う・貯めるだけじゃないお金の使い道とは?

2017年8月17日(木)、マネックス証券は夏休みを楽しむ人々でにぎわう六本木ヒルズにて開催された「KIDS' WORKSHOP 2017 ~MIRAI SUMMER CAMP」に3年連続で参加し、WORK SHOPを行いました。この日のテーマは「お金のお仕事~さぁ、お金に働いてもらおう!~」です。子ども向けの参加型プログラムで、集まったのは10歳~15歳までの子どもたち。どんなお金の話が始まるのかと興味津々の様子です。



人類にとって暮らしを変えた最大の発見とは

ワークショップは「お金ってなんだろう」からスタート。前半の講師は当社の執行役員/チーフ・アナリストの大槻奈那が担当しました。「お金がなかった時、物を手に入れるにはどうしていたと思う?」。という質問を子どもたちに投げかけ、お金の役割について考えてもらいました。「物々交換」の時代から進んで「お金」が生まれ、お金が生まれたことで初めて、誰でも欲しいものと同じ価値のお金とを交換できる時代になったことを説明。そしてお金には3つの“交換できる”・“価値を計れる”・“貯められる”という機能があることを解説しました。「お金とは、人類の発明の中でも一番大きな発明の一つと言われているんです」という言葉に、参加した子どもたちは納得の表情でした。




お金の三つの使い道、さあ、子どもたちはどれを選ぶ?

次に子どもたち自身にお金の使いみちを考えてもらいました。「皆さんのお小遣いが5万円貯まったとします。その使いみちを次の三つから選んで下さい」。一つめは「欲しかったものを買う」、二つめは「銀行に貯金する」、そして三つめは、ちょっとユニークな使い方です。「ケーキ屋のおじさんにそのお金を預けて、もっとおいしいケーキを作れる機械を買うために使ってもらう。」(お金を預けるお礼に、時々おいしいケーキがもらえたり、それでお店が繁盛すればお金は返してもらえる。

会場ではボードを用意し、自分が選んだ使い道の場所に、おもちゃのお札を貼ってもらうことに。


さて、この三つの使いみちにはどんな意味があるのでしょうか。「欲しいものを買うためにお金を使うことは、楽しいし、自分のためになるものを手に入れることもできます。それは素晴らしいことですよね。ただし、他に欲しいものができた時にはもう手元になくなってしまいます」。次に、一番多かった貯金は、「ずっとお金が残るのがメリットだけど、こういう面もあります。今は銀行に預けていても利息がほとんどつかないので、長く預けてもお金は増えないし、預けている間に欲しいものが値上がりしてしまうかもしれません」。

では、三つ目の使い道である誰かにお金を託して使ってもらうのはどうか。成功すると「周りにも喜ばれ、お店が繁盛したらお金が倍になって戻って場合もあるかもしれない。」「近くに競合店が出来た場合はうまくいかなくなるかもしれず、出資した資金は戻ってこないかもしれない。」三つのお金の使い方のうち、誰かにお金を託す=投資には、大きな「よいこと」と、「心配なこと」の両方がある、と、わかりやすく子どもたちにも伝わったよう。これまで知らなかった「お金を働かせる」という使い方を知った子どもたち。いっそう興味がわいたようです。


取材協力:松崎のり子
消費経済ジャーナリスト。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに取材および情報発信を行っている。
『レタスクラブ』『ESSE』など生活情報誌の編集者として20年以上、マネー記事を担当。「貯め上手な人」「貯められない人」の家計とライフスタイルを取材・分析した経験から、貯蓄成功のポイントは貯め方よりお金の使い癖にあるとの視点で、貯蓄・節約アドバイスを行う。著書に『お金の常識が変わる 貯まる技術』(総合法令出版)、『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金がたまらない』(講談社)。【消費経済リサーチルーム】を運営 

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