第5037号 2020年2月25日(火)

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本日のマネックスメールでは、広木隆の今週のマーケット展望「NYダウ急落、日本株への影響は?」や、吉田恒の為替デイリー「新型肺炎の米経済・金利・株への影響再検証」など、当社アナリスト陣のレポートをご紹介しています。

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本日の日経平均は781円安の2万2605円と大幅に続落しました。TOPIXやJPX日経400、東証2部指数、マザーズ指数なども総じて下落しました。

東証33業種は全て下落しました。中でも海運業や金属製品、証券商品先物が5%超下落しています。

1 相場概況
2 米国相場概況
3 マネックス証券からのお知らせ
4 銘柄スカウター米国株が登場!
5 本日の注目コラム
6 IPO需要申告受付中
7 松本大のつぶやき

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1 相場概況

世界的な新型肺炎の感染拡大が懸念され日経平均は781円安と大幅に続落して約4か月ぶり安値 一時1,000円超下落する場面も(マネクリに移動します)

VIEW POINT:明日への視点

本日の日本市場は、前日の米国市場が大幅に下落したことを受けて下落しました。日経平均は一時1,000円超下落し、終値でも約4か月ぶりの安値をつけています。イタリアや韓国などで新型肺炎の感染が拡大していることなどから世界経済全体への影響が懸念されており、リスクオフ姿勢が強まっています。日経平均が2万2000円台で踏みとどまることができるか注目されます。

国内相場概況
主要指数 終値 前日比(%)
日経平均             22,605.41 - 781.33(-3.34%)
日経225先物             22,670 - 620(-2.66%)
TOPIX             1,618.26 - 55.74(-3.33%)
JPX日経400          14,536.05 - 487.95(-3.25%)
単純平均             2,108.72 - 84.51
東証二部指数           6,628.94 - 223.77(-3.27%)
日経ジャスダック平均       3,640.55 - 87.92(-2.36%)
東証マザーズ指数         798.36 - 30.10(-3.63%)
東証一部
値上がり銘柄数          26銘柄
値下がり銘柄数          2,129銘柄
変わらず             5銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ 68.81%(-6.97%)
売買高            17億7802万株(概算)
売買代金         3兆3101億8200万円(概算)
時価総額           609兆4846億円(概算)
為替レート(15時)
米ドル/円 110.80-81円
ユーロ/円 120.23-27円
個別銘柄
銘柄名(銘柄コード) 終値 前日比
リプロセル(4978) 398 +42
大幅高 幹細胞注射の治験開始 日経報道。
メドレー(4480) 1,807 +120
大幅高 政府は感染拡大地域に遠隔診療で処方せん出す特例認める方針 日経報道。
ACCESS(4813) 992 +34
大幅高 2月28日に東証1部に市場変更。
第一商品(8746) 376 +38
大幅高 リスク回避の金買いで商品先物関連に動意。
西松屋チェ(7545) 857 -43
大幅安 通期営業益を下方修正 暖冬で冬物衣料苦戦。
国際帝石(1605) 1,020 -49.5
大幅安 イタリアなど欧州でも新型肺炎感染拡大で原油安。
サマンサタバサ(7829) 224 -27
大幅安 通期営業赤字転落見込む 中国工場での生産・入荷遅れや訪日外国人減響く。

提供:(株)DZHフィナンシャルリサーチ

東証一部値上がり・値下がり・売買代金ランキング

2 米国相場概況(2月24日米国東部標準日付)
米国相場概況
主要指数 終値 前日比(%)
NYダウ平均 27,960.80 -1,031.61 (-3.55%)
S&P500 3,225.89 -111.86 (-3.35%)
NASDAQ 9,221.28 -355.31 (-3.71%)
NYダウ採用銘柄の値上がり銘柄
銘柄名(ティッカー) 終値 前日比(%)
該当する銘柄はありませんでした
NYダウ採用銘柄の値下がり銘柄
銘柄名(ティッカー) 終値 前日比(%)
ユナイテッドヘルス・グループ(UNH) 277.79 -23.64(-7.84%)
アメリカン・エキスプレス(AXP) 128.19 -6.71(-4.97%)
シスコシステムズ(CSCO) 44.00 -2.29(-4.96%)
ビザ クラスA(V) 198.79 -10.02(-4.80%)
アップル(AAPL) 298.18 -14.87(-4.75%)
本日決算発表予定の主要米国企業
銘柄名(ティッカー) 決算種別
ホームデポ(HD) 3Q
マリンクロット(MNK) 4Q
メーシーズ(M) 3Q
デンベリー・リソーシズ(DNR) 4Q
セールスフォース・ドットコム(CRM) 3Q

上記を含む7銘柄

米国株式決算カレンダー

3 マネックス証券からのお知らせ
ご家族・ご友人紹介プログラム
マネックス証券の紹介プログラムを利用すると、1名のご紹介につき株式(現物)取引手数料(税込)を最大10,000円キャッシュバック!ご紹介いただくのは、ご家族でも、ご友人でもOKです。
Mr.Hilton氏第2弾!先物取引の売買テクニックを解説
日経225先物の専業トレーダー「Mr.Hilton」氏による先物取引売買テクニックセミナー第2弾!日経225の実践トレードをじっくり解説いただきます。
4 銘柄スカウター米国株が登場!
銘柄スカウター米国株が登場!
お客様に外国株の銘柄分析をより便利に行って頂きたいとの想いから、2月22日(土)より高機能の銘柄分析ツール「銘柄スカウター米国株」および「銘柄スカウター中国株」の提供を開始いたしました。ご好評頂いております日本株分析ツール「銘柄スカウター」の特長そのままに、「過去10期以上の企業業績」や「長期間の配当履歴」、「気になる銘柄の一覧比較」など様々な機能を搭載しています。マネックス証券の「外国株取引口座」をご開設いただけばどなたでも無料でご利用いただけます。
5 本日の注目コラム
今週のマーケット展望
NYダウ急落、日本株への影響は?
広木 隆 2020年2月25日
吉田恒の為替デイリー
新型肺炎の米経済・金利・株への影響再検証
吉田 恒 2020年2月25日
【大槻奈那のアナリスト夜話】コロナ猛威は欧州に。カギは金融政策
【吉田恒の為替ウイークリー】米ドル/円長期三角保ち合い上放れの可能性
【金山敏之の投資のヒント】2月の高配当利回り銘柄は
【岡元兵八郎の米国株マスターへの道】米株市場急落でも10年先の米国企業の見通しは変わらない
マネックス証券アナリスト陣のレポートによる最新のマーケット情報から、投資入門者向けのコンテンツまで、幅広く有益な情報を集約しています。手軽にマネー情報を読める「マネクリ」をぜひご覧ください。

マネクリ

6 IPO需要申告受付中

株式会社ビザスク(4490)
2月27日(木)11:00までブックビルディング(需要申告)期間です。

7 松本大のつぶやき

松本大

コロナウイルスとマーケット

新型コロナウイルスがイタリアに飛び火したのを契機としたのか、世界同時株安となりました。かのウォーレン・バフェットはテレビのインタビューで「コロナウイルスのニュースを見て株を買ったり、売ってはダメです。今までの24、48時間の間にアメリカビジネスの10年、又は20年後の見通しが変わったのですか?」と発言したようですが、いかにもバフェットらしい言葉です。911の時も、バフェットはあらゆるテレビに出演して、今ここで株を売ってはテロリストの思う壺だ、と云って、実際にマーケットを持ち直させてしまったのでした。

今回のウイルス騒動は、少なからず世界経済に影響を与えるでしょう。しかし企業の長期的な価値に対する影響は、経済に対する影響よりも小さい筈です。そして何よりも、GFC(リーマンショック)以来、中央銀行は「流動性の供給によって経済と資本市場を守る」ということを基本中の基本として据えてきたので、株式市場が売られれば必ず対応をしてきます。問題はそれがいつか?です。

問題の深さが分からないうちは、流動性を供給しても砂に水を撒くようなもので効果がありません。一旦問題の深さが分かれば、その浅さや深さに関わらず、その深さに応じた流動性を供給するだけなので、いわゆる「コツンと云って」マーケットは反転します。だから問題の深さが分かることが大切なのです。現状は、中国の発する情報に対しても疑心暗鬼で、それぞれの自国に於ける影響もはっきりと分からない中で、嫌な時間帯が続くでしょう。こういう状況で中央銀行が大きく動いても、無駄使いになる可能性があるので、もう少し様子見かも知れません。

しかし長い目で見ると、いい投資の機会がありそうです。一歩下がって見ることが大切だと思います。

 

過去の「松本大のつぶやき」はこちら(マネクリへ移動します。)

リスクおよび手数料等の説明(税抜)

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