第5055号 2020年3月23日(月)

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本日の日経平均は334円高の1万6887円と3日ぶりに反発しました。TOPIXやJPX日経400、東証2部指数、マザーズ指数なども総じて上昇し、中でも東証2部指数は2.3%と大きく反発しました。

東証1部の売買代金は4兆152億円と4日連続で4兆円を上回りました。
東証33業種は非鉄金属や保険業、倉庫運輸関連などの26業種が上昇した一方で、空運業や精密機器、小売業などの7業種が下落しました。

1 相場概況
2 米国相場概況
3 マネックス証券からのお知らせ
4 本日の注目コラム
5 松本大のつぶやき

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1 相場概況

日経平均は334円高と3日ぶりに反発 一時1万7000円を回復する場面も(マネクリに移動します)

VIEW POINT:明日への視点

日経平均は334円高と反発しました。東証の規模別株価指数を見ると、大型株指数が0.6%高、中型株指数が0.4%高と小幅高なのに対し小型株指数は2.3%高と小型株が大きく買われた1日となりました。本日はアジア株が軒並み大きく売られる中で日本株の堅調さが際立ちました。新型コロナウイルス問題について、今の所日本は感染者数の増加ペースも世界各国のなかで相対的にはおさえられており、日常生活も概ね落ち着いて送れる状況にあることなどが日本株買いにつながっている一面もあるのかもしれません。ただ、まだまだ警戒感を強くしておくべきフェーズは続くと思われます。

国内相場概況
主要指数 終値 前日比(%)
日経平均 16,887.78 + 334.95(+2.02%)
日経225先物 16,950 + 400(+2.41%)
TOPIX 1,292.01 + 8.79(+0.68%)
JPX日経400 11,548.12 + 56.43(+0.49%)
単純平均 1,721.00 + 32.71
東証二部指数 4,928.90 + 111.66(+2.32%)
日経ジャスダック平均 2,793.30 + 8.47(+0.3%)
東証マザーズ指数 560.17 + 2.31(+0.41%)
東証一部
値上がり銘柄数 1,613銘柄
値下がり銘柄数 527銘柄
変わらず 26銘柄
比較できず 1銘柄
騰落レシオ 49.85%(+2.97%)
売買高 26億9739万株(概算)
売買代金 4兆0152億3400万円(概算)
時価総額 489兆4397億円(概算)
為替レート(15時)
米ドル/円 109.88-89円
ユーロ/円 118.10-14円
個別銘柄
銘柄名(銘柄コード) 終値 前日比
環境管理センター(4657) 362 +80
大幅高 中国合弁会社を通じマスク輸入計画を発表。
インフォコム(4348) 1,952 +334
大幅高 今期業績は新型コロナの影響見られず順調に推移。
ソフトバンクG(9984) 3,187 +500
大幅高 自己株式取得と負債削減のための4.5兆円のプログラムを決定。
SDエンター(4650) 442 +80
大幅高 株主優待制度を一部変更 施設利用券廃止し優待商品金額引き上げ。
石井表記(6336) 532 +96
大幅高 今期連結営業利益予想を7.1億円(前期比2.2倍)と発表。
夢展望(3185) 296 -80
大幅安 株主優待制度を一部変更 RIZAPグループ商品の贈呈廃止。
グッドスピード(7676) 720 -150
大幅安 上期営業利益予想を従来の2.7億円から1.5億円(前年同期比23.5%減)に修正。

提供:(株)DZHフィナンシャルリサーチ

東証一部値上がり・値下がり・売買代金ランキング

2 米国相場概況(3月20日米国東部標準日付)
米国相場概況
主要指数 終値 前日比(%)
NYダウ平均 19,173.98 - 913.21(-4.54%)
S&P500 2,304.92 - 104.47(-4.33%)
NASDAQ 6,879.52 - 271.06(-3.79%)
NYダウ採用銘柄の値上がり銘柄
銘柄名(ティッカー) 終値 前日比(%)
トラベラーズ・カンパニーズ(TRV) 89.51 +3.44(+4.00%)
シェブロン(CVX) 59.39 +2.00(+3.48%)
メルク(MRK) 71.36 +0.63(+0.89%)
NYダウ採用銘柄の値下がり銘柄
銘柄名(ティッカー) 終値 前日比(%)
ウォルト・ディズニー(DIS) 85.98 -8.95(-9.43%)
スリーエム(MMM) 124.89 -12.62(-9.18%)
コカコーラ(KO) 38.30 -3.53(-8.44%)
プロクター・アンド・ギャンブル(PG) 102.43 -8.40(-7.58%)
ゴールドマン・サックス(GS) 138.41 -11.08(-7.41%)
本日決算発表予定の主要米国企業
銘柄名(ティッカー) 決算種別
フロンティア・コミュニケーションズ(FTR) 4Q

米国株式決算カレンダー

3 マネックス証券からのお知らせ
ファンドマネージャーたちが選び抜いた日本株とは
市場の平均に勝つ運用を目指す日本株アクティブファンドのファンドマネージャーたちが選び抜いた銘柄とはどのような銘柄なのでしょうか?野村総合研究所の最新集計データからアクティブ型投資信託の保有比率が高い銘柄をご紹介します。
株価下落局面でこそ探したい。投資効率の良い銘柄!?
株式相場下落局面では、株価が下がる一方で配当利回りが上昇し、配当利回りの魅力が相対的に高まります。 本コンテンツでは、株価と配当利回りの関係に着目した投資効率の良い銘柄を探すポイントをお伝えいたします。
4 本日の注目コラム
今週のマーケット展望
やや落ち着きを取り戻す いったん底値到達を確認
広木 隆 2020年3月23日
アナリストが解説、会社四季報データ
トヨタ自動車とホンダ、最新のキャッシュフローを比較する
長谷部 翔太郎 2020年3月23日
【吉田恒の為替ウイークリー】歴史的な「有事の米ドル買い」、この先は?
【吉田恒の為替デイリー】4年ぶりの米ドル/円大相場の意味
【岡元兵八郎の米国株マスターへの道】「4人の魔女」が襲った金曜日、4兆ドルの経済対策発表を待つ
【大槻奈那のアナリスト夜話】新型コロナの次の注目点:欧米のシャットダウンと財政支出規模だが…
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マネクリ

5 松本大のつぶやき

松本大

コロナ騒動の行く末

コロナ騒動の行く末はどうなるのか。感染に関する日本と世界の違い。株式市場の今後。そしてアメリカと中国の関係。その他にも色々気になることがありますが、少なくともこの3つは、しっかり考えていきたいです。

日本の感染者数が何故少ないか、については先週水曜日に書きました。検査数が少ない、CTスキャンが圧倒的に多い、清潔好き、家屋の風通しがいい、宅配が高度に発達している、魚系発酵食品を食べる、花粉症が多く免疫がある、ぼそぼそ話す。他にも追加で思うのは、人口当たりベッド数がOECD内で一番多い、ウイルス除去の空気清浄機が至る所にある、皆保険である、どんな食べ物・飲み物にも米麹が使われている、等々。このウイルスは湿気に弱いようなので、日本の多湿な気候、特に今年の1月は記録的に多く雨が降ったのが幸いしたのかも知れません。やはり風呂がいいのかなぁ。しかしこんな呑気なことを云ってられるのも、今のうちかも知れません。このまま日本はブッチ出来るのか、欧米のようにアウトブレイクするのか、自制と、天候などの運に左右されるでしょう。注意深く観察・分析・対応していきたいと思います。

株式市場はどうなるか?アメリカは、4兆ドルの資金を用意して、中小企業含めたビジネスセクターに貸し付ける、と云ってますので(まだ議会承認は通ってませんが)、ひとたびコロナ騒動が落ち着くと超バブル市場になる気もします。一方で、4兆ドル(440兆円)も使わせられることになった問題の発信源は、アメリカは中国だと思っており、しかも問題発生当初に隠蔽したことが、問題を飛躍的に大きくしたのではないか、と疑う中で、そもそもの原因となるウイルスは中国ではなくアメリカ人が中国に持ち込んだのだと中国は主張を始めているので、この二大国が、まじで喧嘩を始めてもおかしくはない気もします。昔なら戦争、今なら徹底的な経済制裁でしょうか。

と云うことで、コロナ騒動の行方は、日本もマーケットも世界も、あまりにも広い幅の可能性があって、全く予想が付きません。しかしこれは、情報を多く正確に取得し、網羅的に分析し、賢く対応する人たちが、比較的に大きなベネフィットを得られる状況だと思います。私たちの社会がこの荒波の中で、正しい選択をして立っていくことを願って止みません。

 

過去の「松本大のつぶやき」はこちら(マネクリへ移動します。)

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    投資信託の収益分配金に関するご説明
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