前回は「Onchain業界は、まさに今がチャンス」という話を書きました。では、Onchain業界にとって、どんなチャンスがあるのでしょうか。
web3やOnchain業界というと、ブロックチェーンゲームなど一般消費者向けのアプリケーションを想像する方が多いでしょう。しかし、一般消費者が簡単に使えるOnchainアプリが本格的に普及するには、まだインフラストラクチャーが不足しているのが、2025年現在の状況です。
現在は、Layer1やLayer2のスケーリング問題が解決されつつある一方で、ブロックチェーンウォレットのUX改善やEMS(エンタープライズ管理システム)など、インフラストラクチャーの技術的進化が進行している時期です。つまり、不足しているインフラを開発するよいタイミングなのです。
また、Onchainプロジェクトは、プロダクト・マーケット・フィットを達成する前に、トークンを発行して暗号資産取引所への上場やDeFi上での取引を通じて資金調達ができるため、潤沢な資金を保有しています。
これらのプロジェクトは、その資金(自社トークン)をバリデーター、開発者(DEXやNFT開発者)、暗号資産取引所、マーケットメイカー、コミュニティKOLなどに付与することで、自社のエコシステムを拡大していきます。したがって、有望なプロジェクトのエコシステムに貢献することで、トークンを獲得し、事業化することは十分に可能です。
特にOnchainプロジェクトは分散化を重視するため、各国にBuilderやコミュニティを求めています。
日本で起業するのであれば、日本という地の利を活かして、バリデーター、コミュニティKOL、マーケットメイカーなどの事業を展開すれば、収益性の高いビジネスを構築できると考えます。
ゼロから事業を成功させる上で重要な要素は、タイミングとポジショニングです。今は、その両方を得られるよい機会です。ぜひ、このタイミングで挑戦してみてはいかがでしょうか。
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