市況概況 - まとめ -

マネックス証券オリジナル市況概況 (毎営業日、朝夕2回更新。)

  • 朝(8時30分ごろ) NY概況および東京市場見通し
  • 夕(17時30分ごろ) 東京市場概況および個別銘柄概況

執筆者:マネックス証券 プロダクト部

やや材料難のなか日経平均は59円安と小幅に反落

1.概況
本日の日経平均は59円安の1万9996円と小幅に反落し2万円の節目を割り込みました。TOPIXやJPX日経400も下落しましたが、新興市場のマザーズ指数は小幅に上げています。昨日の米国市場でダウ平均は史上最高値を更新しましたが、上げ幅が小幅だったこと、またドル円が小動きだったことから日経平均は6円高と小動きで寄り付きました。日経平均は寄り付き後に上げ幅を20円ほどまで広げましたが上値は重く、その後は上げ幅を縮めてマイナスに転じました。前場を63円安で終えた日経平均は、後場に入ってもマイナス圏での推移が続き2万円を挟んだもみ合いとなりました。日経平均は結局59円安で取引を終えました。東証1部の売買代金は2兆1292億円となりました。東証33業種は水産・農林業や鉄鋼など10業種が上昇しましたが、精密機器や建設業など23業種が下げています。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金上位銘柄は高安まちまちでした。売買代金トップの任天堂(7974)、ルック(8029)、KLab(3656)、ソニー(6758)などが上昇しました。中でも婦人アパレルを手がけるルックは今期の業績予想を上方修正したことが好感されてストップ高となっています。また、KLabも業績予想の上方修正を受け大幅高となりました。一方でソフトバンクグループ(9984)、トヨタ自動車(7203)、メガバンク3行などは下落しました。材料が出たところでは、GSユアサ(6674)が9%近い大幅高で年初来高値を更新しました。走行距離が2倍となる電気自動車向けの新型電池を開発したとの報道が好感されたようです。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均は59円安と小幅に反落しました。マーケット全体の膠着感は強く、個別に材料が出た銘柄への物色が続いています。引き続き為替動向をにらみながら膠着感の強いマーケットが続きそうです。

(マネックス証券 プロダクト部 益嶋 裕)

バックナンバー


マネックスレポート一覧

当社の口座開設・維持費は無料です。口座開設にあたっては、「契約締結前交付書面」で内容をよくご確認ください。
当社は、本書の内容につき、その正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。過去の実績や予想・意見は、将来の結果を保証するものではございません。
提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更または削除されることがございます。当社は本書の内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

利益相反に関する開示事項

当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、ならびに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。