市況概況 - まとめ -

マネックス証券オリジナル市況概況 (毎営業日、朝夕2回更新。)

  • 朝(8時30分ごろ) NY概況および東京市場見通し
  • 夕(17時30分ごろ) 東京市場概況および個別銘柄概況

執筆者:マネックス証券 プロダクト部

日経平均は9円安と5日続落 引き続きトランプ政権の動向や北朝鮮問題に注目

1.概況
本日の日経平均は9円安の1万9383円と小幅に続落しました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数は小幅に上昇と主要指数は高安まちまちでした。昨日の米国市場は主要指数が高安まちまちで支援材料になりにくく、ドル円が108円台まで円高に振れたことを受け日経平均は20円安と小安く寄り付きました。本日の日経平均は1日を通して昨日の終値を挟んだもみ合いとなり、方向感に欠ける展開となりました。寄り付き後まもなくプラスに転じた日経平均ですが、再びマイナスに転じた後再度プラスに転じるなど明確な方向感は出ませんでした。前場を13円高で終えた日経平均は後場寄り後しばらくプラス圏で推移しましたが、まもなくマイナスに転じるとその後は小幅なマイナス圏で推移しました。引け間際に再びプラスに転じる場面もあった日経平均ですが、結局9円安と小幅安で大引けをむかえました。東証1部の売買代金は1兆7142億円と昨日に続いて2兆円割れの低水準となりました。東証33業種は鉄鋼や非鉄金属など19業種が上昇した一方で、水産・農林業や倉庫運輸関連など14業種が下げています。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金上位銘柄は高安まちまちでした。売買代金トップの任天堂(7974)が1%近く上昇したほか、ソフトバンクグループ(9984)やソニー(6758)、キーエンス(6861)などもしっかりでした。キーエンスは大手証券が目標株価を引き上げたことが好感され2.5%高となっています。一方でトヨタ自動車(7203)、三菱UFJ(8306)、三井住友(8316)、みずほ(8411)はそれぞれ小幅に下げています。材料が出たところでは、中古マンション販売などを手がけるスター・マイカ(3230)が9%近い大幅高となりました。昨日の大引け後に株式分割や配当予想の上方修正などを行ったことが好感されました。また、THK(6481)が7%近く上昇して年初来高値を更新しました。こちらも国内証券が目標株価を引き上げたことが好感されました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日本株は昨日の米国株同様にもみ合いとなり方向感が出ませんでした。引き続きトランプ政権の動向や北朝鮮問題をにらみながらの展開となりそうです。

  

(マネックス証券 プロダクト部 益嶋 裕)

バックナンバー


マネックスレポート一覧

当社の口座開設・維持費は無料です。口座開設にあたっては、「契約締結前交付書面」で内容をよくご確認ください。
当社は、本書の内容につき、その正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。過去の実績や予想・意見は、将来の結果を保証するものではございません。
提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更または削除されることがございます。当社は本書の内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

利益相反に関する開示事項

当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、ならびに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。