市況概況 - 朝 -

マネックス証券オリジナル市況概況 (毎営業日、朝夕2回更新。)

  • 朝(8時30分ごろ) NY概況および東京市場見通し
  • 夕(17時30分ごろ) 東京市場概況および個別銘柄概況

執筆者:マネックス証券 プロダクト部

先週末の米国市場は小幅に高安まちまち 日本市場は上昇してのスタートか

NYダウ: 22349.59  ▼9.64 (9/22)
NASDAQ: 6426.92  △4.23 (9/22)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

1.概況
先週末の米国市場は引き続き利益確定の売りが出やすいなかで小幅に高安まちまちとなりました。朝方は上昇する場面もあったダウ平均ですが、前日終値を小幅に上回ったところで上値を押さえられると下げ幅を広げ昼過ぎに一時60ドル安近くまで売られました。その後持ち直したダウ平均ですが前日終値近辺で上値を押さえられ結局9ドル安の22,349ドルと続落となっています。一方でS&P500株価指数が1ポイント高の2,502ポイントと反発したほか、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も4ポイント高の6,426ポイントと3日ぶりに反発しています。

2.経済指標等
9月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は53.0となり市場予想と一致しました。

3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうち電気通信サービスやエネルギー、資本財・サービスなどの6業種が上げ、電気通信サービスは1%を超える上昇となりました。一方で不動産や公益事業、素材などの5業種が下げています。

4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄ではユナイテッドヘルス・グループ(UNH)が1%を超える下げとなったほか、アップル(AAPL)も1%近く下げ、この2銘柄でダウ平均を25ドル程度押し下げています。一方でシスコシステムズ(CSCO)とベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)が2%前後の上昇となっています。ダウ平均構成銘柄以外では、投資判断の引き下げを受けてティファニー(TIF)が売られました。ソフトバンクグループ(9984)傘下のスプリント(S)はTモバイルUS(TMUS)と統合に向けた仮条件で合意に近づいていると伝わり大幅高となっています。

5.為替・金利等
長期金利は0.02%低い2.25%となりました。ドル円は112円前半で推移しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
先週末の米国市場が小幅に高安まちまちとなり材料になりにくいなか、ドル円がやや円安となっていることから本日の日本市場は上昇してのスタートが予想されます。こうしたなか権利付き最終売買日を明日に控え権利取りの動きがみられるかが注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)

バックナンバー


マネックスレポート一覧

当社の口座開設・維持費は無料です。口座開設にあたっては、「契約締結前交付書面」で内容をよくご確認ください。
当社は、本書の内容につき、その正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。過去の実績や予想・意見は、将来の結果を保証するものではございません。
提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更または削除されることがございます。当社は本書の内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

利益相反に関する開示事項

当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、ならびに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。