市況概況 - まとめ -

マネックス証券オリジナル市況概況 (毎営業日、朝夕2回更新。)

  • 朝(8時30分ごろ) NY概況および東京市場見通し
  • 夕(17時30分ごろ) 東京市場概況および個別銘柄概況

執筆者:マネックス証券 プロダクト部

日経平均389円の大幅高で1992年1月以来25年10ヶ月ぶりの高値をつける

1.概況
本日の日経平均は389円高の2万2937円と大幅に続伸し1992年1月以来の高値をつけました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて上昇しました。昨日の米国市場で主要指数が史上最高値を更新したものの、高値警戒感もあり日経平均は29円安の2万2518円で寄り付きました。すぐにプラスに転じた日経平均はほぼ1日を通して上げ幅を広げる展開となりました。前場を185円高で終えた日経平均は後場に入ってもさらに上げ幅を拡大し、一時は上げ幅が400円を超す時間帯もありました。日経平均は結局389円高と1日の高値圏で取引を終えました。東証1部の売買代金は3兆5126億円となりました。東証33業種は水産・農林業と金属製品を除く31業種が上昇しました。中でも鉱業と海運業が3%を超える上昇となったほか、石油石炭製品も3%近く上げています。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金トップはソフトバンクグループ(9984)で1%強上昇しました。その他にもソニー(6758)、任天堂(7974)、ファーストリテイリング(9983)、三菱UFJ(8306)、トヨタ自動車(7203)、ファナック(6954)、キーエンス(6861)などが上昇しました。一方で神戸製鋼所(5406)は下げています。材料が出たところでは、昨日第1四半期の決算発表を行い今期の業績予想を上方修正したドンキホーテホールディングス(7532)が4%超の大幅高となりました。また、原油高を受け国際石油開発帝石(1605)、石油資源開発(1662)、出光興産(5019)、昭和シェル石油(5002)などの関連株がいずれも堅調でした。中でも石油資源開発は6%の大幅高となっています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均の上昇の勢いは止まらず400円近い大幅高となりました。本当の大相場の様相を呈しています。本日の大引け後にはトヨタ自動車が中間決算を発表し、今期の営業利益予想を上方修正するとともに自社株買いを発表しました。明日のマーケットの反応が注目されます。

(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)

バックナンバー


マネックスレポート一覧

当社の口座開設・維持費は無料です。口座開設にあたっては、「契約締結前交付書面」で内容をよくご確認ください。
当社は、本書の内容につき、その正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。過去の実績や予想・意見は、将来の結果を保証するものではございません。
提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更または削除されることがございます。当社は本書の内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

利益相反に関する開示事項

当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、ならびに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。