マネックス証券オリジナル市況概況 (毎営業日、朝夕2回更新。)
- 朝(8時30分ごろ) NY概況および東京市場見通し
- 夕(17時30分ごろ) 東京市場概況および個別銘柄概況
執筆者:マネックス証券 プロダクト部
米株高受け日経平均は197円高と続伸
1.概況
本日の日経平均は197円高の2万2823円と大幅に続伸しました。TOPIXやJPX日経400、東証2部指数や新興市場のマザーズ指数など主要指数はいずれも上昇しました。昨日の米国市場で主要指数が大きく上昇したことを受け、日経平均は122円高の2万2748円と続伸して寄り付きました。日経平均は寄り付き後も上げ幅を広げるとその後も堅調に推移し前場を214円高で終えました。日経平均は後場に入っても堅調に推移し、197円高で取引を終えました。東証1部の売買代金は2兆5451億円となりました。東証33業種は証券商品先物や化学、その他製品など25業種が上昇しました。一方で精密機器や鉱業など8業種が下げています。
2.個別銘柄等
東証1部の売買代金上位銘柄はほとんどが上昇しました。売買代金トップの任天堂(7974)が3.4%高となったほか、トヨタ自動車(7203)、資生堂(4911)、ソフトバンクグループ(9984)、三菱UFJ(8306)がいずれも上昇しました。中でも大手証券が投資判断と目標株価を引き上げた資生堂は5.6%の大幅高で上場来高値を更新しました。材料が出たところでは、回転寿司のくらコーポレーション(2695)は12.6%の大幅高となりました。昨日発表した2-4月期の営業利益が前年同期比23%増と堅調だったことを受け買われました。一方で第1四半期の営業利益が前年同期比50%減と冴えなかった精密金型メーカーの三井ハイテック(6966)は3.4%安と軟調でした。
【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均は続伸し2万3000円の節目回復が視野に入る水準まで上昇しました。日経平均の予想PERは現在も14倍弱と割高感は出ていません。このまま節目を超えて上昇に勢いがつくのか注目されます。
(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)