市況概況 - まとめ -

マネックス証券オリジナル市況概況 (毎営業日、朝夕2回更新。)

  • 朝(8時30分ごろ) NY概況および東京市場見通し
  • 夕(17時30分ごろ) 東京市場概況および個別銘柄概況

執筆者:マネックス証券 プロダクト部

日経平均は10円安と小幅に続落 明日は月次売上高が好調だったファーストリテイリングの値動きに注目

1.概況
本日の日経平均は10円安の2万2696円と小幅に下落しました。TOPIXやJPX日経400、東証2部指数も小幅に下落しましたが、新興市場のマザーズ指数は上昇しました。昨日の米国市場が休場で材料難のなか、ドル円がやや円安に振れたことを受け日経平均は32円高の2万2740円と小幅に上昇して寄り付きました。日経平均は寄り付き後にすぐにマイナスに転じると一時は95円安まで下落しましたが、その後は徐々に持ち直して再びプラスに転じた後に再度マイナスに転じるなど方向感に欠ける値動きとなりました。前場を10円安で終えた日経平均は後場に入るとほぼ一貫してマイナス圏での推移となり、結局10円安と小幅に安く取引を終えました。東証1部の売買代金は1兆8054億円となりました。東証33業種はパルプ・紙、証券商品先物、陸運業、小売業など12業種が上昇した一方で、ゴム製品や鉱業、空運業など21業種が下げています。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金上位銘柄は高安まちまちでした。売買代金トップの任天堂(7974)、ファーストリテイリング(9983)、トヨタ自動車(7203)、ソフトバンクグループ(9984)、三井住友(8316)は下落しました。一方で三菱UFJ(8306)、東海カーボン(5301)、ソニー(6758)、ファナック(6954)、資生堂(4911)は上昇しました。材料が出たところでは、住宅の注文販売などを手がける三栄建築設計(3228)が10%超の大幅安となりました。今期の営業利益予想を従来の104億円から79億円に大きく下方修正したことが嫌気されました。一方で5-7月の3ヶ月の営業利益が前年同期比25%増と好調だった育児用品のピジョン(7956)は3.2%高と堅調でした。

【VIEW POINT: 明日への視点】
米国市場が休場で材料難のなか、日経平均は方向感が出にくく小幅に続落しました。本日の大引け後には小売各社が8月の月次売上高を発表しました。ファーストリテイリングの国内ユニクロの既存店売上高は前年同月比8.8%増と好調だったほか、ABCマート(2670)、良品計画(7453)、ユナイテッドアローズ(7606)はいずれも既存店売上高が堅調だったようです。明日のマーケットの反応が注目されます。

(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)

バックナンバー


マネックスレポート一覧

当社の口座開設・維持費は無料です。口座開設にあたっては、「契約締結前交付書面」で内容をよくご確認ください。
当社は、本書の内容につき、その正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。過去の実績や予想・意見は、将来の結果を保証するものではございません。
提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更または削除されることがございます。当社は本書の内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

利益相反に関する開示事項

当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、ならびに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。