シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之が、日々のニュースの中から、銘柄選びのお手伝いをします
最高益で上値余地がありそうな小売り企業は
先月から始まった小売り企業を中心とした2月決算銘柄の第3四半期決算発表も今月中旬に終わりとなりました。百貨店のように衣料品の販売不振や訪日外国人の高額品の消費減速などが響き厳しい決算が目立つ企業もありましたが、東証1部上場企業でみると伸び率こそ低下したものの、昨年11月までの9カ月間累計では5%程度の増益を確保しています。
こうしたなか最高益更新が予想される銘柄も少なからずみられます。そこで今回はそうした最高益更新銘柄のなかから目標株価コンセンサスが足元の株価を1割以上上回り上値余地のありそうな銘柄をピックアップしてみました。例えばヨンドシーホールディングス(8008)やイズミ(8273)では目標株価コンセンサスが株価を3割以上上回るほか、アダストリア(2685)でも目標株価コンセンサスが株価を2割以上上回っています。
もう一つのヒント
週明けの決算発表スケジュールは
23日の安川電機(6506)からスタートした3月期決算企業の第3四半期決算発表も徐々に本格化しています。そうしたなか来週は一段と決算発表を行う企業が増えますが、週明けはオリエンタルランド(4661)や日立建機(6305)、JR3社などが決算発表を行う予定です。