シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之が、日々のニュースの中から、銘柄選びのお手伝いをします
上期に健闘しながら下期も期待される銘柄は
先週末で2017年度の上期も終了となりました。その上期を振り返ると3月末に19,000円を小幅に下回る水準だった日経平均は地政学リスクが高まったことで4月中旬に18,000円台前半まで調整しましたが、持ち直すと6月には20,000円の大台を回復しました。その後20,000円前後で揉み合った日経平均は9月に19,000円台前半まで下落する場面もありました。しかし、地政学リスクが後退したこともあって20,000円台を回復して9月末を迎えています。
こうしたなか今回は上期に健闘しながら下期以降に一段の上昇が期待されている銘柄を取り上げてみました。具体的にはTOPIX500採用銘柄のなかから上期に株価が1割以上上昇した銘柄で、目標株価コンセンサスが9月末の株価を1割以上上回るものをピックアップしています。例えば上期に株価が13%余り上昇したソフトバンクグループ(9984)では目標株価コンセンサスが9月末の株価を3割以上上回るほか、株価が10%上昇したソニー(6758)でも目標株価コンセンサスが株価を2割以上上回っています。