第5087号 2020年5月12日(火)

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いつもマネックスメールをご愛読いただきましてありがとうございます。

本日のマネックスメールでは、億り人投資家として知られるDAIBOUCHOU氏のコラムをご紹介しています。相場環境が不安定ななか、銘柄選びにお困りの方に向けて、新型コロナウイルス影響下で注目している業種や銘柄についてお聞きしました。ぜひお読みください。

※本メールが正しく表示されない場合は、バックナンバーからお読みください。

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本日の日本市場は一日を通して方向感に欠ける展開となるなか小幅反落となりました。日経平均は22円高の20,413円で寄り付くと直ぐにマイナスに転じ取引開始から30分余りで96円安の20,293円まで下落しました。しかし、持ち直すと47円高の20,438円まで上昇しその後は昨日の終値を挟んで揉み合う展開となりました。後場も93円安まで下落する場面もありましたが、前場の安値を割り込むことなく下げ渋ると持ち直し14時20分過ぎには66円高の20,457円まで上昇する場面もありました。引けにかけて売りが優勢となった日経平均は結局24円安の20,366円で取引を終え4日ぶりに反落となっています。

一方で新興市場は堅調で東証マザーズ指数が続伸となったほか、日経ジャスダック平均も4日続伸となっています。

1 相場概況
2 米国相場概況
3 マネックス証券からのお知らせ
4 コロナウイルス影響下での億り人投資家の注目銘柄とは
5 本日の注目コラム
6 松本大のつぶやき

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1 相場概況

日本市場は方向感に欠ける展開で小幅反落 日経平均は24円安 トヨタは決算発表直後に下げ幅を広げる場面も(マネクリに移動します)

VIEW POINT:明日への視点

円安などを材料に小幅に上昇してスタートした日経平均ですが、3日間で770円以上上げた後ということもあって下落となりました。しかし、半値戻しを達成し先高期待が出てきているだけに小幅な下げで、昨日までの堅調な地合いに大きな変化はないとみられます。こうしたなか本日は取引時間中にトヨタが決算を発表しましたが、明日は取引終了後にソニー(6758)が決算発表を予定しており注目されます。

国内相場概況
主要指数 終値 前日比(%)
日経平均 20,366.48 - 24.18(-0.12%)
日経225先物 20,290 - 200(-0.97%)
TOPIX 1,476.72 - 3.90(-0.26%)
JPX日経400 13,226.91 - 26.39(-0.2%)
単純平均 1,998.38 + 0.43
東証二部指数 5,840.51 + 12.97(+0.22%)
日経ジャスダック平均 3,261.46 + 8.34(+0.26%)
東証マザーズ指数 833.74 + 0.62(+0.07%)
東証一部
値上がり銘柄数 840銘柄
値下がり銘柄数 1,244銘柄
変わらず 87銘柄
比較できず 0銘柄
騰落レシオ 124.85%(+7.21%)
売買高 12億4102万株(概算)
売買代金 2兆0871億9900万円(概算)
時価総額 559兆7087億円(概算)
為替レート(15時)
米ドル/円 107.42-43円
ユーロ/円 116.12-16円
個別銘柄
銘柄名(銘柄コード) 終値 前日比
ALSOK(2331) 5,550 +390
大幅高 今期営業益2%増見込む 前期は会社計画超過。
東ソー(4042) 1,439 +94
大幅高 前期営業益23%減も自社株買いを好感。
ワールドHD(2429) 1,790 +244
大幅高 1Q営業益8.4倍 テクノ事業や不動産事業が好調。
エフオン(9514) 639 +100
大幅高 3Q営業益は9%増で着地 グリーンエナジー事業が好調。
松尾電機(6969) 313 +80
大幅高 前期経常利益予想を上方修正 為替差益の計上が寄与。
タツモ(6266) 1,490 +242
大幅高 1Q営業益2.1倍 プロセス機器事業が好調。
メック(4971) 2,025 +312
大幅高 1Q営業益2.4倍 超粗系密着向上剤「CZシリーズ」が好調。

提供:(株)DZHフィナンシャルリサーチ

東証一部値上がり・値下がり・売買代金ランキング

2 米国相場概況(5月11日米国東部標準日付)
米国相場概況
主要指数 終値 前日比(%)
NYダウ平均 24,221.99 - 109.33(-0.44%)
S&P500 2,930.32 + 0.52(+0.01%)
NASDAQ 9,192.34 + 71.02(+0.77%)
NYダウ採用銘柄の値上がり銘柄
銘柄名(ティッカー) 終値 前日比(%)
ファイザー(PFE) 38.10 +0.88(+2.36%)
メルク(MRK) 77.91 +1.51(+1.98%)
アップル(AAPL) 315.01 +4.88(+1.57%)
マイクロソフト(MSFT) 186.74 +2.06(+1.12%)
ホームデポ(HD) 236.56 +2.13(+0.91%)
NYダウ採用銘柄の値下がり銘柄
銘柄名(ティッカー) 終値 前日比(%)
アメリカン・エキスプレス(AXP) 85.33 -4.17(-4.66%)
ボーイング(BA) 128.91 -4.53(-3.39%)
キャタピラー(CAT) 108.61 -3.50(-3.12%)
ジェイピー・モルガン・チェース(JPM) 89.97 -2.73(-2.94%)
レイセオン・テクノロジーズ(RTX) 57.36 -1.31(-2.23%)
本日決算発表予定の主要米国企業
銘柄名(ティッカー) 決算種別
デューク・エナジー(DUK) 1Q
ボーダフォングループ(VOD) 3Q

米国株式決算カレンダー

3 マネックス証券からのお知らせ
世界市場見通し 株式は中立の見通しを維持
毎月世界有数の運用会社であるシュローダーのマルチアセット運用チームによる各金融市場の月次見通しをお届けしています。
お客様の投資戦略の策定にぜひお役立てください。
4 コロナウイルス影響下での億り人投資家の注目銘柄とは
コロナウイルス影響下での億り人投資家の注目銘柄とは
相場環境が不安定ななか、銘柄選びにお困りの方も多いかもしれません。本コンテンツでは、億り人投資家として知られるDAIBOUCHOU氏が新型コロナウイルス影響下で注目している業種や銘柄をご紹介します。
5 本日の注目コラム
相場一点喜怒哀楽
21,000円前後からの上の壁
東野 幸利 2020年5月12日
【吉田恒の為替デイリー】FXの「5月アノマリー」
【投資のヒント】決算集計速報 PART5 11日の決算発表は
【アクティビストタイムズ】米国アクティビストのダイナミズム
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マネクリ

6 松本大のつぶやき

松本大

資産インフレは来るか

今全く投資ポジションがないとしたら、何を買いますか?との質問を受けました。で、咄嗟に答えたのが以下の内容です。私だったら、ゴールドとビットコインと、やはり米国株を買うのではないか、と。

新型コロナウイルス問題への対応で、世界中の中央銀行がお金を刷っている=流動性を供給している。その規模と速さたるやGFC(リーマンショック)時の比ではない。これだけ大規模金融緩和が行われれば、どうしても資産インフレが起きる。金融緩和によって中央銀行のバランスシートが膨張する時、特にFED(米中央銀行)のバランスシートが膨張する時は、資産インフレが起きると共に、法定通貨に対する信認が落ちて、ゴールドが買われる。これは今までに何度も見てきたこと。それが今回も起きている。そして現代は、デジタルゴールドとも云えるビットコインにも資金は流れるだろう。

同時に、戦後最大、GFC時の規模を遙かに超えた流動性供給が行われる中、ゴールドとビットコインだけでは受け皿として小さ過ぎて、やはり余ったお金は企業のキャピタルストラクチャーの一番底に溜まる。企業を潰さないために供給されたお金は、先ずは給料の支払いに使われ、借金の支払いに使われ、運営費に使われ、救済する時の鉄則である余るまでのお金を供給した最後は(火事を消す時には消防車をありったけ出して水を撒くのに似ています)、キャピタルストラクチャーの一番底である資本の部に余ったお金が溜まる(消防現場が消火後水浸しになるのに似ています)訳です。資本の部にお金が溜まるとは即ち、株価が上がるのです。

今回も、史上最大の流動性供給が行われていますから、しかもアメリカのそれが桁違いですから、アメリカの企業の株価はいずれ上がるでしょう。テスラやネットフリックスやギリアドを買わなくても、インデックスでも上がると思います。なので、ゴールドとビットコインと米株インデックスを買うかなと、そう答えました。

但し、世界の中央銀行の中で、FEDのバランスシートの拡大があまりにも突出しているので、要はドルをあまりにも多く刷っているので、ドルが安くなるリスクがある。そうするとゴールドよりビットコインかなぁ。あと米株インデックスを買うにしても、為替のリスクを少しでもヘッジする方法を考えるかな。とまぁそんなことも付け足しました。

今は、もしかしたら戦後最大の投資のチャンスがあるかも知れません。丁寧に分析して、皆さんにご案内していきたいと思います。

 

過去の「松本大のつぶやき」はこちら(マネクリへ移動します。)

リスクおよび手数料等の説明(税抜)

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    詳しくは当社ウェブサイトに掲載の「IFAコースの手数料」をご確認ください。
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