年の瀬です。昨年までは全営業日このつぶやきを書いていたので、納会の日に年末の挨拶を書いていたのですが、今は毎週火曜日のみにつぶやきを書いていますから、今日が今年最後のつぶやきになります。
今年は私にとって、変化の多い年でした。と書くとそれっぽいですが、実際は毎年変化だらけなので、今年も同じように変化の多い年でした。然しながら今年の変化は、やはりちょっと今までとは違っていた感じがします。マネックスグループのCEOを清明に交代して、私は違う役回りでマネックスを支えたり引っ張ったりするようになりました。これは25年目にして初めての出来事なので、それなりに質の違う変化です。還暦にもなりました。最初は別に昨日も今日も同じ一日、のように思って、そして感じていたのですが、先週実際に戸籍上も還暦となると、なんかじわりとそのことが染み入ってきて、時間を大切にしないといけないな、と思うようになりました。
そういうやや離れ行く感じの変化がある一方で、新しい出会いも多くあります。今年始めた私のアクティビティとして、おとなの本や専門書、更には企業や地方公共団体のウェブページ等にもっとふりがなを振ろう!と活動する「ルビ財団」を設立し、また東京大学に寄付をして「東京大学応用資本市場研究センター」を創設していただきました。これらは、同じ思いを持つ多くの仲間・同士・知人たちによって活動が進みつつあるのですが、そこでもまた多くの出会いがあり、今までの私の世界になかった変化が起きています。そして去年から始めた「お茶」(遠州流茶道)が、これまた全く知らなかった世界や人たちとの接点を作っています。
チャールズ・ダーウィンは云いました「It's not the strongest that survives. Those most sensitive to change will survive」。世界も変わる、日本も変わる、私も変わる。或いは、私も、日本も、世界も、変えていかなくてはならない。新しい時代の中で、マネックス証券も、マネックスグループも、更に更に変わっていきます。そうして新しい時代の要請に応えていかねばなりません。
2023年について、お客さま、友人、全ての人に感謝すると共に、皆さまが良い新年を迎えられることをお祈りします。それではまた来年!
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