Satoshi Saito
齊藤 聡
Keita Yamaguchi
山口 慧太
Yoshitaka Araya
荒谷 義孝
アナリストの世界へ それぞれの「挑戦の原点」
皆さんはバックグラウンドが三者三様ですが、まずはアナリストに挑戦しようと思った経緯をお聞かせください。齊藤さんは若手とは言えないほど十分なキャリアがありますね。
齊藤 私は信託銀行でファンドマネージャーや為替アナリストを経験した後、外資系運用会社でマーケティングやプロダクトスペシャリストという業務をしていました。ただ、自分の根底にある「マーケットを地道に調べてお客様にお伝えすることにやりがいを感じる」という原点に立ち返ったとき、マネックス証券にご縁があって入社しました。
山口さんと荒谷さんは、社内公募制度に手を挙げられたそうですね。
山口 私は2019年に新卒入社し、投資信託の選定業務などに携わっていました。もともと株や経済が好きで、「もっとお客様のためになるダイレクトなアウトプットを出したい」という想いが強くなり応募しました。中途半端にはできない仕事ですので、資格の勉強も進め、この道で生きていこうと決めました。
荒谷 私は大学時代には法律を学んでいて、元々は金融業界に行くつもりはなかったんです(笑)。ただ、学生時代から市場の流れには関心がありマネックス証券に入社しました。最初の3年間はリスク・マネジメント部にいたのですが、「もっとマーケットの知識を深め、それを世の中に発信したい」と思うようになり公募に手を挙げました。投資をするお客様の裾野が広がる今、幅広くマーケット情報を発信する意義は非常に大きいと感じています。
「千両役者」たちの背中を追いかけて 日々磨かれるプロフェッショナリズム
マネックス証券にはチーフ・ストラテジストの広木隆さんや、チーフ・外国株コンサルタントの岡元兵八郎さんなど、第一線で活躍されている先輩方が揃っています。近くで働く環境はいかがですか?
山口 一言で言うと、皆さん本当に「ストイック」です。広木さんは大変な実績、キャリアがありながら、「なぜそうなるのか」「その裏の本質は何なのか」をどこまでも突き詰めて考えられます。あのレベルの方がそこまでやっている姿を週1回の部会などで間近で見ていると、「自分はまだまだ修行中の身、もっとやらなければ」と日々背筋が伸びる思いです。
齊藤 私は米国株の担当なので、同じ外国株を見ている岡元さんから強い影響を受けています。マクロ経済から個別企業、さらには米大統領のSNSまで見るべき情報は膨大ですが、岡元さんは常に質の高いアウトプットを継続されている。
前職の知人からも「運用のプロとして岡元さんには本当にお世話になった」と聞かされ、業界内での圧倒的なリスペクトを再確認しました。私も少しでもその姿に近づきたいですね。
荒谷 私は入ったばかりなので、先輩方の視野の広さに圧倒される毎日です。世界のマーケットは常につながっていることを痛感させられる日々であり、たとえ日本株の分析であってもアメリカをはじめ世界の動きと繋がっています。週1回の会議でデータを出すと、「今の相場なら、このデータとあの事象がこう関連するよね」と多角的なフィードバックをいただけます。今はまさに、百戦錬磨の先輩方に基礎から鍛えていただいている贅沢な修行期間です。
AI活用と「朝刊」に込める責任 妥協なきインプットとエビデンス
日々の業務の中で、具体的にどのようなことを心がけていらっしゃいますか?
山口 私たちは、毎朝アメリカ市場の動きをまとめて掲載する「朝刊」レポートを交代で執筆しています。早朝から情報を取得し、朝7時前にはチェックに回すためとにかく朝が早いです(笑)。心掛けているのは、「適当なことは絶対に言わない」こと。YouTubeやメディアに出る機会も増えましたが、必ずデータに基づいた根拠を持つ。発言に責任を持つことが大前提です。
齊藤 山口さんの「朝刊」は本当に内容が詰まっていて、私も入社したときにそのスピードとクオリティに驚きました。私は過去、アウトプットのペースにインプットが追いつかず、消化不良な感覚に陥った苦い経験があります。質の良いアウトプットを出すには、日頃から圧倒的なインプットが欠かせないと感じています。悪循環に陥らないよう、業務を効率化することは常に意識していますね。
効率化という点では、山口さんはデータの集計や分析にPythonやAIを活用されているそうですね。
山口 Excelと格闘する時間をAIやプログラムで時短できれば、その分、インプットや「どう表現すればお客様にわかりやすく伝わるか」という本質的な考察に時間を割けます。ただ、これは若手だけの特権ではなく、広木さんやインベストメント・ストラテジーズの塚本憲弘さんも当然のようにAIを使いこなしていらっしゃいますね。そして、ツールはモダンだとしても、やるべきことは泥臭いインプットの積み重ねだと感じています。
荒谷 私は、どんな小さなニュースでもエビデンス(根拠)を複数確認し、誤った情報を出さないことを徹底しています。今は相場が良い時代ですが、だからこそ過去のデータも引っ張り出して、市場の構造を基礎から勉強している段階です。
これからのアナリスト像 広がる投資の裾野へ、未来への期待
新NISA以降、初心者層のお客様も劇的に増えています。これからのアナリストはどうあるべきだと思いますか?
齊藤 軸となるミッションは昔から変わりません。「金融という一見わかりにくいものを、いかに咀嚼してお伝えするか」です。ただ、その手段が従来のレポートだけでなく、YouTubeやXなどのSNSに広がっています。
情報が溢れかえる時代だからこそ、アナリストがフィルターとなり、本当に市場へのインパクトが大きい正しい情報を厳選して届ける価値が高まっていると思います。
山口 専門用語を並べるのではなく、お客様がパッと直感的にイメージできるアウトプットを意識していきたいです。私はまだキャリア2年目で先輩方のような大それたことは言えません。
しかしその分、フットワークの軽さと体力には自信があります。お客様からいただいた声や疑問に対して、徹底的に調べてクイックに応えられる、そんな距離の近いアナリストでありたいですね。
荒谷 投資初心者や若い層のお客様にとって、いきなり難しい政策の話をされてもピンとこないのが本音だと思います。それよりも、日々の身近なニュースやトレンドの話など親しみやすい話題から「実はこれがマーケットにこう繋がっているんだ」と興味を持ってもらえるようなアプローチを心がけたいです。
最後に、お客様へのメッセージをお願いします。
荒谷 私はまだ知識も経験も浅い段階ですが、だからこそ、投資をこれから始めるお客様と一番近い目線で、疑問や不安に寄り添った情報をお届けできると思っています。「少しのことではくじけない」というチャレンジ精神を生かし、日々成長しながら、皆さんとマーケットを繋ぐ架け橋になれるよう全力で頑張ります!
山口 私たちは日々妥協のないデータ分析とインプットを重ねています。先輩方のストイックな姿勢を見習いながら、持ち前のフットワークと体力で、お客様の「知りたい」にどこよりも早く、誠実に応えていきます。何でも気軽に頼っていただけるような、信頼されるアナリストを目指します。
齊藤 私が担当する地域の一つである米国は、人口の増加や新しいテクノロジーが生まれやすい土壌を背景に、長期的な成長の果実が期待できる素晴らしい市場です。こうした世界中の投資の魅力をわかりやすくお伝えし、お客様が安心して資産を増やしていけるよう、チーム一丸となって情報提供の面からサポートさせていただきます。ぜひご期待ください!
齊藤 聡
マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 シニア・アナリスト
山口 慧太
マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部
荒谷 義孝
マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部