円高・円安のしくみ
TOPICS #02
「円高」と「円安」は、日頃のニュースでよく聞くワードだと思います。円の価値が他の通貨に対して上がるか下がるかを示します。たとえば、1米ドル160円だったのが140円になると、より少ない円で1米ドルが買えるようになり、米ドルに対して円の価値が上がったことになります。つまりこれは「円高」。一方で、1米ドル140円だったのが160円になれば、1米ドル買うのに必要な円が増え、米ドルに対して円の価値が下がったことになるので「円安」です。
円高や円安の動きは、国内外の経済に影響を及ぼし、輸出入や企業収益、物価などにさまざまな変化を生じさせます。たとえば、円高になれば輸入品の価格が安くなり、日本国内での物価も下がりやすくなります。そのため、円高は輸入企業にとって有利な状況といえます。輸出業の場合は、製品が他国から見て割高になり、利益が圧迫されることもあります。円安の場合は、輸出企業に有利です。海外から見ると日本の製品が安くなるので、輸出品の需要が増える傾向にあります。しかし、輸入品が高くなるため、国内物価の上昇や、消費者の生活への負担が増えるデメリットもあります。円高と円安の変動は、企業はもちろん、生活者の経済活動にも大きな影響を与えます。