経済指標とは

“参考にしたい経済指標や、その見方って?”

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経済指標とは

見るべき指標や見方、利用時の注意点を解説

FXを始めたばかりの人は、経済指標について詳しくない人もいるでしょう。
しかし、FX取引を行う際に相場の見通しを立てることは重要で、経済指標の内容を把握することは相場分析に欠かせないと考えられます。
この記事では、重要度の高い経済指標の種類や、具体的な見方、活用時の注意点を紹介します。

FXで重要な経済指標とは?

TOPICS #01

経済指標とは、政府や中央銀行、省庁、民間企業、シンクタンクなどが発表している経済動向や景気状況に関する統計データのことです。

一般的に有名な経済指標として、米国雇用統計、国内総生産(GDP)、貿易収支、失業率、小売売上高などがあります。

経済指標の内容によってその国の経済や景気が良いか悪いかを判断でき、発表された結果によっては為替相場や株式相場等に大きな影響を及ぼすことがあります。そのため、多くの投資家が経済指標に注目していると考えられます。

また、経済指標の発表直後は短期的な変動が起きる場合もあるので、リスク回避の観点からもFX取引の際に経済指標に注目することは大切です。

この記事では、経済指標の概要や見るべき指標、注意点を解説していきます。

FXの概要や魅力について具体的に知りたい初心者の方は、以下の記事がおすすめです。

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重要度が高い主要な経済指標

TOPICS #02

経済指標にはさまざまな種類があります。一口に「経済指標に注目しましょう」といっても、どの指標に注目すればいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。

そこで、経済指標の中でも特に重要度が高く、多くのトレーダーに注目されている経済指標を4つ紹介します。

米国雇用統計

米国雇用統計は米国の雇用について調査したデータで、基本的に毎月第1金曜日に発表されます。発表元は米労働省労働統計局です。

世界最大の経済力と、影響力を持っている米国の景気動向を測れる指標であることから、世界中のトレーダーがその数値に注目しています。FRB(米連邦準備制度理事会)も金融政策を決定する際の参考にしています。

それだけに、経済指標の中でも最も重要な指標の一つといえます。

米国雇用統計の結果の良し悪しが相場に影響を与える可能性は高く、発表前後は米ドルに関連する通貨ペアを中心に、相場が大きく動きやすくなります。

経済指標で相場分析をするのであれば、どの通貨ペアを取引するにしても、必ず注目しておくべき指標の一つです。

米国雇用統計の見方

米国雇用統計で発表される統計は複数ありますが、その中で特に重要なのが「非農業部門雇用者数」「失業率」「平均時給」の3つです。

「非農業部門雇用者数」

非農業部門雇用者数は農業部門を除く産業において、民間企業や政府に雇用されている人の数を表しています。

前月比との増減によって判断され、前月よりも高ければ雇用機会が増えているので景気が堅調だと考えられます。反対に、前月よりも数値が減少すると、景気が悪化しつつある可能性があると考えられます。

一般的に予想よりも高い数値は米ドルの買い材料、予想より低い数値は売り材料だとされています。

「失業率」

その名のとおり失業者の割合を示した数値で、失業者÷労働力人口(失業者+就業者)で算出され、前月との増減によって判断されます。

基本的に、前月よりも数値が高ければ失業者が増えているので景気が悪化していると考えられます。反対に、前月よりも数値が低ければ、失業者が減っているので景気が良化している可能性があると考えられます。

「平均時給」

農業部門以外の主要産業の平均賃金の増減についての数値です。平均賃金は景気やインフレの状況を確認するための指標として重要視されています。

平均賃金の伸びは景気やインフレの状況を確認できます。平均時給が伸び続けていればインフレのおそれからFRBは利上げを行う可能性があり、反対に、平均時給の伸びが悪ければ利下げを行う可能性があると判断できます。

01

消費者物価指数(CPI)

消費者物価指数は、消費者が購入する物やサービスの価格がどのように変動しているのかを示した指標です。英語の「Consumer Price Index」の頭文字からCPIと呼ばれています。

ある地点を基準点に、そこからどのくらい物やサービスの価格が変動したかを指数として表しています。

景気が良くなれば賃金や物価が上がり、逆に景気が悪くなれば賃金や物価は下がります。そのため、消費者物価指数は経済の体温計とも呼ばれています。

ただし、消費者物価指数は上がれば上がるほど良いというわけではありません。物価が上昇し続けているということなので、インフレの危険性が高いということです。

反対に、消費者物価指数が下がり続けていればデフレの危険性が高いと判断できます。

中央銀行の役割には物価の安定もあるため、この消費者物価指数を参考にして金融政策を決定します。消費者物価指数が上がりすぎていればインフレを抑制するための利上げ、下がりすぎていれば景気活性化のために利下げをしようとします。

そのため、トレーダーは消費者物価指数がどのように推移しているのかに注目しており、結果によっては相場が大きく変動することがあります。

特に2021年くらいから世界的なインフレが話題になったことで、消費者物価指数への注目度はより高まっています。

消費者物価数の見方

消費者物価指数は基準を100とします。比較した数値が上昇していれば、物価が上がっていると判断できます。反対に、比較した数値が下落していれば、物価が下がっていると考えることができます。

ただし、必ずしも景気動向と一致するわけではなく、景気が悪化する中で物価が上昇していくスタグフレーションの場合もあるので注意が必要です。

そのため、消費者物価指数だけでなく、他の経済指標と併せて景気動向を考えるとよいでしょう。

02

国内総生産(GDP)

国内総生産とは一定期間内に国内で生み出された付加価値の総額で、その国の経済状況を測ることができる指標です。

英語では「Gross Domestic Product」で、頭文字をとってGDPと呼ばれます。

国内総生産は基本的に速報値、改定値、確報値がそれぞれ別に発表されます。速報値が一番早く発表されるため、注目されやすい傾向にあります。

一方で、改定値や確報値の数値でも予想よりも大幅に乖離していた場合、相場が動く可能性もあるので注意が必要です。

GDPには名目GDPと実質GDPの2種類があります。

  • 名目GDP: 付加価値の単純計算で算出された数値
  • 実質GDP: 名目GDPから物価の変動を差し引いた数値

一般的に、実質GDPの伸び率が通貨や株価の変動要因になりやすいです。
米国やユーロ圏、英国のGDPが特に注目されています。

国内総生産の見方

GDPが伸びているか、伸びていないかで景気動向を分析可能です。伸びている場合は景気が良くなっており、あまり伸びていないもしくはマイナスであれば景気が停滞していると考えることが可能です。

また、GDP成長率も重要です。GDP成長率とは、前期や前年と比較し、GDPがどのくらい変化したのかを表した数値です。
GDPの成長率が高いと経済成長をしていると考えられ、株や通貨が買われやすくなる傾向にあります。

反対に、GDPの成長率が低いと経済が停滞していることを示しており、株式や通貨を買う人が少なくなる傾向にあります。

03

政策金利

政策金利は、中央銀行が景気や物価を安定させるために用いる短期金利です。FXで話題になる利下げや利上げは、この政策金利の引き上げや引き下げを意味しています。

基本的に好景気は良いこととされていますが、景気が過熱しすぎるとインフレの危険性が高まります。そのため、中央銀行は利上げを行ってインフレの鎮静化を図り、景気の安定化を狙います。

反対に、景気が悪くなると賃金が減り、設備投資なども減ります。その場面では、中央銀行は利下げを行い、景気を活性化させようとします。

利下げや利上げによって景気が良くなったり、悪くなったりします。その影響によって、株式相場や為替相場も動きやすくなるということです。
為替だと、一般的に政策金利が高い国の通貨は投資先として人気が出るため、買われやすくなります。反対に、政策金利が低い国は投資先として人気が落ちるため、売られやすくなる傾向があります。

例えば、FRBが政策金利を引き上げると、米ドルが買われやすくなります。そうすると、相対的に円の価値が下がるため、米ドル/円は下落しやすくなります。

自分が取引している通貨ペアの国、世界経済に影響を与える米国の政策金利の動向には注目しておきましょう。

なお、トルコや南アフリカなどの政策金利が高い高金利通貨国は魅力的に見えます。しかし、政情不安などのリスクが高く、先進国と比較すると情報量も少ないため、投資をする際は注意が必要です。

政策金利の見方

政策金利は、各国の中央銀行の政策金利決定会合によって決定されます。日本は日銀金融政策決定会合、米国ではFOMC、欧州ではECB理事会、英国は金融政策委員会などです。

政策金利の引き上げや引き下げは、景気動向を基に行われます。景気が過熱気味だったり、インフレの懸念が強くなったりしているようであれば中央銀行は利下げを考え、景気が悪化しそうであれば利上げを考えます。

そのため、まずは投資先の国の景気状況や、政策金利の変更があると予想されているのか把握しておきましょう。

各FX会社や証券会社、ニュース、経済系のメディアなどで、政策金利についての情報を収集し、それを基に判断するのもおすすめです。

政策金利を判断する際は、各国の政策金利決定会合のスケジュールを把握しておくことが大切でしょう。

各国の政策金利発表日時をチェックする(マネックス証券)

※マネックス証券のウェブサイトに遷移します。

なお、政策金利の変更は政策金利決定会合の終了後に発表されるため、そのタイミングで相場が大きく動く可能性があります。

政策金利決定会合の開催時はトレードを控えたり、ポジションを手仕舞いしたりするなどのリスク回避が大切です。

04

経済指標の見方

TOPICS #03

引用元:マネックス証券

経済指標の見方について解説していきます。一般的に、前回値、予想値、結果の3つの数値から判断します。

前回値

前回発表された数値です。結果を比較することで、現在の数値の良し悪しを判断できます。

例えば、失業率が前回値よりも上昇していれば、失業者が増えているということなので景気が悪化していると考えられます。反対に、前回値よりも下落していれば失業者が減っているということなので、景気が好転していると判断できます。

前回値との差の大きさに注目することで、景気や経済の状況を分析でき、相場への影響度を測ることが可能です。

01

予想値

予想値は、発表される経済指標(結果)がどのくらいの数値になるのかをアナリストや専門家が予測した数値です。

必ずしも結果と一致するわけではありませんが、おおよその目安として市場参加者に意識されています。

結果の数値が予想値に対してどのくらいの乖離があるのかは、市場参加者の心理を左右します。

02

結果

結果は、実際に発表された最新の数値です。予想値から乖離が少ない場合は、相場への影響は小さくなる傾向があります。

一方で、予想値から大きく上回る、もしくは大きく下回った場合は、相場が大きく動く可能性が高いので注意が必要です。

03

経済指標スケジュールの確認方法

TOPICS #04

経済指標については、銀行や証券会社、FX業者等が提供している経済指標カレンダーでスケジュールや数値を確認できます。

例として、マネックス証券が提供する経済指標カレンダーを紹介します。発表日や前回値、予想値、結果を確認することができ、指標ごとに重要度が星マークで表されているので、一目で分かるようになっています。

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情報提供をする会社ごとで経済指標カレンダーの記載内容は異なりますが、基本的にスケジュールや数値、重要度が表記されていることが多いです。

重要度が高いほど相場に影響を与えやすいので、まずは重要度の高い経済指標に注目してみましょう。

なお、経済指標はニュース系のウェブサイトでも結果などを確認できます。

経済指標を用いた具体的なFX取引イメージ

TOPICS #05

それでは、経済指標を使ってどのようにトレード戦略を考えていくのか、具体的なイメージを解説していきます。

米国の利下げに合わせて米ドル/円を売り目線で見る

2024年10月には米国で追加利下げについての議論がされていました。もし、米国が追加利下げをした場合、ドルが売られやすくなり、相対的に円の価値が上がります。

そのため、米国の追加利下げに合わせて米ドル/円を売る戦略が考えられます。

政策金利を基にトレードを考える場合は、通貨ペアに関わる金利差を考えましょう。

米国では追加利下げの議論が盛んですが、日本では追加利上げの議論が行われています。

もし日本が利上げをした場合は、円が買われやすくなります。米国が利下げして日本が利上げをした場合、米ドル/円がさらに円高に動く可能性が高まるということが考えられます。

ただし、米国が利下げ、日本が利上げをしたからといって、必ず円高ドル安傾向になるわけではないことには注意が必要です。

具体例

01

消費者物価指数(CPI)が予想を上回り続けているため、利上げの可能性を考える

ある国の消費者物価指数が予想値を上回る状況が続いているとします。その場合、インフレの危険性から、政策金利の引き上げが行われる可能性が出てきていると判断できます。

政策金利が引き上げられると、その国の通貨は通貨高になりやすいため、利上げのタイミングに合わせてその国の通貨を買うという戦略を立てられます。

政策金利の変更が起きる前はメディアなどで可能性に触れることが多いので、各FX会社や証券会社、ニュースなどで情報収集を行い、利上げや利下げのタイミングを計ると良いでしょう。

ただし、消費者物価指数が高いからといって、必ずしも政策金利の変更があるわけではない点には注意しましょう。

具体例

02

経済指標を利用するときの注意点

TOPICS #06

経済指標による相場分析は大切ですが、完璧ではありません。
ここからは、相場分析を行う際の注意点について解説していきます。

季節要因や市場予想を考慮する

経済指標には季節性があります。例えば、夏季や冬季で商品の売れ筋の違い、祝日などの関係で営業日数が異なるため、月や四半期ごとに発表される指標は四季や天候、営業日数、ボーナスなどの影響を考慮する必要があります。

GDPなどでは、季節調整値も公表されているので、前期比や前月比を求める場合には、季節調整済みのデータとの比較が大切です。

また、市場予想にも注目しましょう。市場参加者は市場予想を基に、どのくらいの数値が出るのかを想定しているため、市場予想よりも数値が大きい、または小さいと市場が大きく動きやすくなります。

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経済指標の結果次第で相場が変わりやすくなる

経済指標は結果が良いか悪いかで相場が動きやすくなる可能性があります。特に重要度が高い経済指標ほど、相場の動きが大きくなる傾向があります。

一方で、結果だけでなく、事前に予想されている数値とどのくらい乖離があるのかにも注目しましょう。

例えば、予想値が2.0だとして、発表された結果が予想値を大きく上回る4.0だとしたら相場に大きなインパクトを与えます。

予想値と結果に大きな差があったときには、いわゆるサプライズとして、相場が大きく動く可能性が高まるので注意が必要です。

経済指標には速報値や改定値、確報値などがあります。それぞれで数値が変わることもあり、速報値の数値よりも改定値が大きく乖離していた場合も相場変動が起こりやすいです。

02

スリッページが発生しやすい

スリッページとは、発注したレートと実際の約定レートの差です。例えば、米ドル円のレートが140円の時に成行注文で発注した買い注文が141円で約定した場合、1円のスリッページが発生したということです。

不利なレートで約定するスリッページが発生した場合、新規注文時ではスプレッド以上の大きな含み損でポジションを保有してしまう、決済注文時では利益が少なくなってしまう(もしくは損失が大きくなってしまう)といったデメリットがあります。

スリッページは値動きが激しいときに発生しやすく、重要な経済指標の発表直後や経済イベント、戦争やテロなどの発生時のトレードは注意が必要です。

経済指標カレンダーなどでスケジュールを確認しておき、経済指標の発表前後は取引を控えたほうがリスクを減らせます。

03

経済指標を活用してFX取引に役立てよう

TOPICS #07

経済指標は政府や中央銀行、省庁、民間企業、シンクタンクなどが発表している統計データで、経済動向や景気状況を分析する際に役立ちます。

中央銀行が金融政策を決定する際、参考にする経済指標もあります。金融政策や重要な経済指標は結果次第で相場に大きな影響を与えるため、経済指標カレンダーで発表スケジュールや重要度、予想値、結果などを確認しておきましょう。

そして、経済指標の発表前後は値動きが激しくなりやすく、スリッページが発生する可能性も高まります。損失を減らすために、トレードを控えるなどのリスク管理も大切です。

経済指標にはさまざまな種類がありますが、FX初心者は米国雇用統計、消費者物価指数(CPI)、国内総生産(GDP)、政策金利の4つの動向をまずは把握しておきましょう。

FXならマネックス証券「FX PLUS」がおすすめ

TOPICS #08

マネックス証券が提供する「FX PLUS」は取引手数料が無料。1,000通貨取引に対応しており、少額資金からFXを始められます。

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そして、取引ツール「Monex Trader FX」はプロ仕様の高機能。29種類のテクニカル指標と19種類の描画機能を実装し、直感的に操作もできて初心者でも使いやすい作りになっています。

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