レバレッジ25倍

・ 預入証拠金・・・4万円
（※ レバレッジ計算方法・・・100万円÷4万円＝25倍）

ロスカットは、下記の状況で発生します。
［預入証拠金］＋［建玉評価損益］≦［自動ロスカット基準額］

ロスカットが行われるレートを「x」とすると
40,000＋（x-100）×10,000≦x×10,000×4％×30％
x≦97.165…

上記計算から、米ドル/円（USD/JPY）レートが、97.16以下になるとロスカットが執行されうる状況となります。
1米ドル＝97.16円の時点でロスカット状態

レバレッジ10倍

・ 預入証拠金・・・10万円
（レバレッジ計算方法・・・100万円÷10万円＝10倍）

ロスカットは、下記の状況で発生します。
［預入証拠金］＋［建玉評価損益］≦［自動ロスカット基準額］

ロスカットが行われるレートを「x」とすると
100,000＋（x-100）×10,000≦x×10,000×4％×30％
x≦91.093…

上記計算から、米ドル/円（USD/JPY）レートが、91.09以下になるとロスカットが執行されうる状況となります。
1米ドル＝91.09円の時点でロスカット状態

レバレッジ1倍

・ 預入証拠金・・・100万円
（レバレッジ計算方法・・・100万円÷100万円＝1倍）

ロスカットは、下記の状況で発生します。
［預入証拠金］＋［建玉評価損益］≦［自動ロスカット基準額］

ロスカットが行われるレートを「x」とすると
1,000,000＋（x-100）×10,000≦x×10,000×4％×30％
x≦0

上記計算から、米ドル/円（USD/JPY）レートが、0.01になっても理論上はロスカットが執行されないことになります。

レバレッジ1倍の場合には、1米ドル＝0.01円になっても理論上ロスカット状態にはなりませんが、レバレッジ25倍の場合には、2.84円の値動きでロスカット状態になります。

為替相場が大きく動く局面では1日に2円程度レートが動くこともしばしばですが、海外で大手ヘッジファンドの破綻が報じられた1998年10月には、なんと2日で20円以上も円高・ドル安が進んだこともあります。

レバレッジを高く設定している場合には、相場の小さな変動でロスカット水準に達します。
また、同じ1万ドルを買うにしても、ロスカットルールが発動するレベルはレバレッジによってこんなに違います。
長期的な取引を目的とし、わずかな相場変動でロスカットされることを避けたい場合には、レバレッジを低く設定（証拠金を多めに差し入れる）する必要がありそうです。
お取引にあたっては、ロスカットルールが発動する為替の変動幅も意識し、自分なりのレバレッジを設定することも必要と思われます。

• 定率制では、建玉評価損益とともに「建玉必要証拠金」も為替相場の変動を反映し、リアルタイムで変動します。
• ロスカットルールは、定められた証拠金維持率の範囲内で損失を確実に阻止するものではありません。外国為替相場の変動により、所定の証拠金維持率を下回る水準で反対売買される場合があり、想定した金額を超える損失が発生する可能性があります。