あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げます。
さて昨年は、年明けの波乱の相場から始まり、日本でもマイナス金利が導入される、イギリスでは国民投票がEUからの離脱(BREXIT)を決定する、アメリカのトランプ次期大統領が選出される、そして年末には米連邦準備銀行が利上げを行うなど、様々な動きに満ちた年でした。
一方で、ビットコインなどのブロックチェーン技術の応用範囲の模索、いわゆるフィンテックの発展、機械学習やロボット技術の進歩、シェアリングエコノミーの拡大など、今後の世界のあり方を変えていく可能性と方向性が見え始めた年でもありました。
世界の政治・経済が大きく流動的になってきており、更に様々な価値観や新しい技術が台頭している中で、GDP(国内総生産)という指標にどれだけ意味があるのか?という議論までなされるようになり、2017年のマーケットはまさに動きと変化に溢れ、「資産形成」「トレーディング」の巧拙が大きく発現する年となることは間違いないでしょう。
そのような環境下で、当社が特に重点を置いて推進したいと考えているのは以下の三点です。
- 激動の環境だからこそ、ロボアドバイザーを使ったお任せ運用サービス「マネラップ」(マネックス・セゾン・バンガード投資顧問の「MSV LIFE」)の有効性を更に分かりやすく説明し、より多くの方にご利用していただくこと。
- アメリカの動きから目が離せません。日本随一の「米国株取引サービス」を更に充実させ、お客様が米国株に投資することを、より容易にすること。
- 世界が認めたアクティブトレーダー用ツール=日本株取引ツール「トレードステーション」を更に改良して使いやすくし、より多くのトレーダーの方に使っていただくこと。
また、新基幹システムへの移行を終え、その他様々なサービスの改善・充実・導入にも積極的に取り組んでいくことはいうまでもありません。
2017年、個人投資家の皆さまの資産形成・トレーディング環境を飛躍的に改善・充実することを決意し、個人投資家の皆さまの投資成績が飛躍的に向上されることを祈念し、新年のご挨拶にかえさせていただきます。
平成29年元旦
マネックス証券株式会社 代表取締役会長CEO