兆円単位の運用経験を持つ著者による板読み投資術とは

兆円単位の運用経験を持つ著者による板読み投資術とは


坂本 慎太郎(著)
出版社: 東洋経済新報社

株式投資のご経験がある方であれば、1度は「板」をご覧になったことはあるでしょう。ではその板を投資に活用する方法をご存じの方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。お客様に投資知識を深めていただくために、マネックス・ユニバーシティの益嶋裕が発売されたばかりの最新書籍をご紹介します。今回書籍のエッセンスの一部をご紹介するのは、「朝9時10分までにしっかり儲ける板読み投資術」です。著者である坂本慎太郎氏からコメントもいただきました。

本コンテンツは投資に関する知識の情報提供が目的であり、紹介している書籍の購入を推奨するものではございません。

著者である坂本慎太郎氏からマネックス証券のお客様へのメッセージ

この本は板読みに縁がなさそうな初心者~初級者、兼業投資家向けに書きました。
投資の意思決定はチャートなどのテクニカル手法や業績などのファンダメンタルズで行う投資家がほとんどですが、板で判断する投資家も短期投資家の中にある程度存在します。
板読み売買は理論だけ頭に入れて実践に臨んでもなかなかうまくいかず、途中で投げ出してしまうケースが非常に多いです。理論を頭に入れた後に、過去のパターンや投資家の行動推測で、数手先を読みながら繰り返し売買することで勝率を上げていきます。
本書では板読みの紹介・練習方法と多数ある板読みの手法の中で基礎となる「アルゴリズムが少なく、需給が綺麗に見える寄付の売買の手法」を紹介しています。板読みに初めてふれる投資家にもわかりやすい手法です。朝9時30分が始業のサラリーマンなら出勤前のトレードが可能となっています。

坂本 慎太郎氏

坂本 慎太郎 氏

日系証券会社のディーラーとして株式と先物の売買を経験。2008年から社債・地方債・財投機関債のファンドマネージャーを経験した後、運用計画の策定・株式のストラテジスト、株式のファンドマネージャーとして運用に携わる。
現在はこころトレード研究所を運営し、株・為替・商品先物・不動産等の投資を行う。

坂本さんってどんな人?

私が初めて株式投資に興味を持ったのは、幼稚園児のころでした。「そんなわけね~だろ~」って思う人も多いでしょうが、事実です。なんとも、おませな幼稚園児でしょ。

(出典)朝9時10分までにしっかり儲ける板読み投資術

本書の著者である坂本慎太郎氏が初めて株式投資に興味を持ったのはなんと幼稚園児の頃とのこと。新聞の株価欄を見て株式に興味を持ち、小学校3年生の頃には株式投資のファミコンゲームで勉強していたのだとか。大学生の時には本格的に投資を始めて、一旦は金融と関係ない一般企業に就職したもののすぐに証券会社に転職して株式ディーラーに。ディーラーになってもうまくいかずにやめてしまう人も多い中、坂本氏は成果を出しなんと一時は年収が1億円に達していた時期も!その後転職し、かんぽ生命でファンドマネージャーになると債券の運用でなんと兆単位の売買を手掛けました。こうした経験豊富なバックグラウンドから来る実践的な投資術が紹介されているのが本書の大きな特徴と言えるでしょう。

「強い買い板」を探せ!

板には、強い板と弱い板があります。簡単にいうと、次のようになります。
買い指値が多く(買いたい人が多い)、売り指値が少ない(売りたい人が少ない)板。
買い指値が少なく(買いたい人が少ない)、売り指値が多い(売りたい人が多い)板。
強い板は、買いたい投資家が多いため、下の板が厚くなる(買い指値が多い)一方、売りたい投資家が少なくなるため、上の板が薄くなる(売り指値が少ない)のです。

(出典)朝9時10分までにしっかり儲ける板読み投資術

坂本氏は本書の中で、まずは「強い買い板」を探すことが板読み投資の基本であると説明しています。買い指値が多い「強い板」であれば、買いで取引を行った際に思惑通りに行かずに株価が下落してしまった場合にも、損切り注文を約定させやすく損失をコントロールしやすいことがその理由だということです。逆に買い板が薄い銘柄では、損切りをしたいと思っても買い手が少ないため想定よりも安い価格で損切りせざるを得なくなる可能性があります。

(出所)マネックストレーダー

勝負は寄付きから10分間で?

でも、実は会社勤めをしているサラリーマンでもできるデイトレード術があるのです。
この手法は、一日中マーケットに張り付かなくてもできるもので、トレードする時間が制約されるサラリーマンにとっては、まさにうってつけです。
勝負は、わずか10分程度で決まります。前場の取引がスタートする午前9時から9時10分の間に利益確定、もしくは同値で撤退するという方法です。
なぜ前場の寄付きなのか?それは板が薄いため、10分間という短い時間で利益確定できる可能性が高いからです。

(出典)朝9時10分までにしっかり儲ける板読み投資術

デイトレードというと、1日中パソコンの前に張り付いてずっと取引を行なわなければならないというイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。益嶋もそう思っていました。しかし坂本氏によれば、デイトレードを行うのは9時から9時10分の10分間のみでOKとのこと。まずは気になる銘柄の寄付きから10分間の板の動きを観察してみるのも良いかもしれません。

自分が売買した値段を覚えることが上達への第一歩

板を見た瞬間に先読みできるようになるには、とにかく板のパターンをたくさん覚えるしかありません。
そのためには、少なくとも自分が買ったときの株価と、売ったときの株価くらいは覚えておくことが肝心です。要するに、自分が買ったときの板の形、売ったときの板の形が記憶に残るくらい、板を見るようにするのです。

(出典)朝9時10分までにしっかり儲ける板読み投資術

板読み売買の上達には、板のパターンを覚えることが非常に重要だと坂本氏は説いています。板から今後の値動きを予想するには、パターンを体に覚え込ませることが必要なのかもしれません。初心者にはとても大変なのではないかと想像されますが、正しい努力をしっかりと行わなければ投資で成果を出すのは難しいということなのかもしれません。

初心者は失敗で落ち込まないこと

個人投資家のよくないところは、負けに対して非常に悲観的であることです。
損は誰でも被るものです。
野球を考えてみてください。どんなに優れたバッターでも、4割以上は打てません。
そういうものなのです。トレードだって、期待値はせいぜい5割程度のものでしょう。

(出典)朝9時10分までにしっかり儲ける板読み投資術

おそらく、投資に必勝法はありません。いろいろな投資の達人にインタビューさせていただいて感じるのは、投資で成功するためには自身で「これだ!」という手法にたどり着くまで研鑽を重ね、失敗にへこたれずにマーケットにいつづけることが何よりも大切なのではないかということです。そしておそらくマーケットから退場しないためには、回復困難な大きな損失を出さないことが肝心です。そのためには含み損を拡大させず、しっかりと損切りを行うことが肝となるのでしょう。

坂本氏の板読み投資術を動画でご覧ください

2017年6月から7月にかけて、坂本氏に「入門!株道場 実践投資術編」セミナーに講師としてご出演いただきました。
書籍で紹介されている投資術について、詳しくお話いただいていますのでぜひ動画も参考になさってください。

入門!株道場 実践投資術編 第5回「覚えておきたい板読み投資術 (基礎編)」

入門!株道場 実践投資術編 第6回「覚えておきたい板読み投資術 (実践編)」

国内上場有価証券取引に関する重要事項

<リスク>

国内株式および国内ETF、REIT、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等(以下「国内株式等」)の売買では、株価等の価格の変動や発行者等の信用状況の悪化等により元本損失が生じることがあります。また、国内ETF等の売買では、裏付けとなっている資産の株式相場、債券相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等(これらの指数を含む。)や評価額の変動により、元本損失が生じることがあります。信用取引では、元本(保証金)に比べ、取引額が最大3.3倍程度となる可能性があるため、価格、上記各指数等の変動、または発行者の信用状況の悪化等により元本を上回る損失(元本超過損)が生じることがあります。

<保証金の額または計算方法>

信用取引では、売買金額の30%以上かつ30万円以上の保証金が必要です。

<手数料等(税抜)>

国内株式等のインターネット売買手数料は、「取引毎手数料」の場合、約定金額100万円以下のときは、成行で最大1,000円、指値で最大1,500円が、約定金額100万円超のときは、成行で約定金額の最大0.1%、指値で約定金額の最大0.15%を乗じた額がかかります。ただし、信用取引では、「取引毎手数料」の場合、約定金額が200万円以下のときは、成行・指値の区分なく最大800円が、約定金額200万円超のときは、成行・指値の区分なく最大1,000円がかかります。また、「一日定額手数料」の場合、一日の約定金額300万円ごとに最大2,500円かかります。約定金額は現物取引と信用取引を合算します。(非課税口座では「取引毎手数料」のみ選択可能ですのでご注意ください。)単元未満株のインターネット売買手数料は、約定金額に対し0.5%(最低手数料48円)を乗じた額がかかります。国内ETF等の売買では、保有期間に応じて信託報酬その他手数料がかかることがあります。国内株式等の新規公開、公募・売出し、立会外分売では、購入対価をお支払いただきますが、取引手数料はかかりません。

<その他>

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