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23,000円突破で狙ってみたい好業績の出遅れ銘柄は?

23,000円突破で狙ってみたい好業績の出遅れ銘柄は?

2月の株価急落以降、日経平均は4度23,000円超えにトライし跳ね返されました。しかし9月14日についに突破するとその後も株価は勢いよく上昇する兆しを見せています。本コンテンツでは、日本株の現状をご紹介すると共に「ここから狙ってみたい好業績の出遅れ銘柄」と題してマーケット・アナリストの益嶋裕が注目する銘柄をご紹介いたします。

本コンテンツは情報提供が目的であり、投資その他の行動を勧誘する、あるいは、コンテンツ中の個別銘柄を勧誘、推奨するものではございません。また、過去の実績は将来の投資成果を保証するものではありません。銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断にてお願いいたします。

5度目のトライでついに23,000円の節目を突破

日経平均は取引時間中に23,000円を回復しても終値では割り込んでしまい、その後株価が調整局面を迎える展開が続いていましたが、9月14日に23,000円を回復するとその後は上放れする兆しを見せています。

日経平均の推移

(出所)マネックス証券ウェブサイト

この数年秋冬は株高の傾向に

過去数年間、日本株は10月以降に株高になるパターンを繰り返してきました。以下のグラフは2012年から今年まで年初を100とした7年分の日経平均の値動きです。1年間を3ヶ月ごとに区切ってみると、10-12月の3ヶ月は株価が上昇する年が多かったことをご覧いただけると思います。今年もこの傾向通り一段の株高を期待したいところです。

年初の株価を100とした日経平均の株価推移(2012年以降)

(出所)QUICKデータよりマネックス証券作成 ※3ヶ月ごとの区切り線は目安

海外投資家が買い越しやすい10-12月

10-12月に株価が堅調な1つの要因として、海外投資家が買いを入れてきやすい時期だということが挙げられます。以下のグラフのとおり、アベノミクスマーケットが始まった2012年から昨年までの6年間すべてで、10-12月に海外投資家は株を買い越しています。

海外投資家の3ヶ月ごとの売買動向(2市場・金額ベース)

(出所)QUICKデータよりマネックス証券作成

「ここから狙ってみたい好業績の出遅れ銘柄」とは?

それではいよいよ具体的に銘柄を見ていきましょう。今回は「ここから狙いたい好業績の出遅れ銘柄」として、業績が好調に推移しているのにもかかわらず株価が出遅れている銘柄をピックアップしました。具体的なスクリーニング条件は以下のとおりです。

<スクリーニング条件>

  • 東証1部上場
  • 2017年末と2018年9月18日の株価を比較した株価騰落率がTOPIXの騰落率を下回る
  • 過去12四半期分の売上高と営業利益を取得可能
  • 過去8四半期がいずれも前年同期比で増収・営業増益

ここから狙ってみたい好業績の出遅れ銘柄

銘柄名 9月19日
終値(円)
売買単位
(株)
時価総額
(億円)
予想PER
(倍)
PBR
(倍)
2017年末からの騰落率
イオンファンタジー(4343) 3,550 100 700.0 21.2 2.6 -28.9%
ユニゾホールディングス(3258) 2,179 100 745.7 7.8 0.7 -28.8%
トランザクション(7818) 740 100 215.5 20.1 2.9 -27.9%
アビスト(6087) 4,005 100 159.4 13.8 3.0 -25.6%
寿スピリッツ(2222) 4,775 100 1,486.1 38.9 10.0 -24.0%
ツガミ(6101) 1,109 1,000 610.0 13.6 1.9 -23.5%
東京エレクトロン(8035) 16,240 100 26,830.3 9.9 3.5 -20.4%
ネクステージ(3186) 775 100 537.3 21.5 3.3 -15.9%
ヨコオ(6800) 1,393 100 290.4 12.0 1.2 -13.1%
加藤産業(9869) 3,635 100 1,386.9 19.0 1.1 -12.0%
市光工業(7244) 898 100 864.3 11.8 2.4 -10.5%
あらた(2733) 5,530 100 996.9 15.0 1.3 -9.9%
MARUWA(5344) 7,000 100 866.0 13.2 1.7 -7.3%
RS Technologies(3445) 5,620 100 707.7 27.4 4.4 -6.0%
良品計画(7453) 33,000 100 9,265.7 26.0 4.9 -6.0%
大塚商会(4768) 4,070 100 7,733.1 24.2 3.5 -5.8%
アルトナー(2163) 1,036 100 110.1 20.7 5.1 -3.9%
イー・ガーディアン(6050) 2,614 100 272.0 43.6 9.8 -3.5%

(出所)2018年9月18日時点のQUICKデータよりマネックス証券作成

マーケット・アナリスト益嶋裕が特に注目する5銘柄

上記でご紹介した銘柄の中からマーケット・アナリスト益嶋が特に注目している5銘柄をご紹介します。

イオンファンタジー(4343)

  • 企業概要
    アミューズメント施設運営会社、国内最大手。ファミリー向け室内遊園地(アミューズメント施設「モーリーファンタジー」「PALO」他)を全国のショッピングセンター内(イオン・平和堂・天満屋ストア等)で展開。アミューズメント施設は国内459店・海外389店(2018年2月)。「よくばりパス」(一定時間を定額で遊び放題)や新会員制度「モーリーフレンズ」による集客策を施行。海外(中国・マレーシア・タイ・他)におけるアミューズメント施設の設置運営(年間100店舗以上の出店)を推進。2015年ダイエー系の同業ファンフィールドと合併、テーマプレイグランド「FANPEKKA」を北京に開業。
  • 益嶋コメント
    高い成長期待から年初にPER50倍超まで買われたがさすがに買われ過ぎで割高だった印象で株価の調整が進んだ。現在のPERは20倍強と大きな割高感はなく、2月の権利取りに向けた株主優待目当ての買いも入ってくるとみられることから反発を期待。

イオンファンタジー(4343)

(出所)マネックス銘柄スカウター

寿スピリッツ(2222)

  • 企業概要
    寿製菓(米子本社)・ケイシイシイ(千歳)、シュクレイを中核とする菓子製造・販売の持株会社。全国各地のオリジナルブランド菓子とショップブランドの総合プロデュースを展開。「銘菓因幡の白うさぎ」「お菓子の壽城」「フランセ」「九十九島せんぺい」「ドゥーブルフロマージュ/ルタオ」など全国各地の文化や伝統を地域ブランド銘菓として企画・開発・販売。全国規模で地域性ある小売店を運営。新業態の店舗開発、インバウンド対策強化、海外における事業モデル構築に注力。2016年明治からフランセ(「ミルフィユ」等の洋菓子類の製造・販売)の株式を譲受。
  • 益嶋コメント
    高成長と高い営業利益率が魅力。足元のPERは40倍近くと割高ではあるが、地方銘菓の開発余地は大きく今後も高い成長を期待。関西や北海道の震災に伴うインバウンドの一時的な低迷が気がかりであるが、それに伴い売られる場面があれば少しずつ押し目を拾いたい。

寿スピリッツ(2222)

(出所)マネックス銘柄スカウター

市光工業(7244)

  • 企業概要
    自動車用ランプ・ミラーの専門メーカー、仏VALEOの子会社。乗用車・トラック向けのランプ・ミラー製品の製造・販売を中核に、アフターマーケット向けに自動車用バルブやワイパー等を製造・販売。主要製品はヘッドランプ、リアコンビランプ、バックミラー。世界で初めて電動格納ドアミラーを開発。仏Valeo社・米Valeo Sylvania社と連携(筆頭株主)、アジア・欧州・北米・南米などへと世界的な供給体制を確立。次世代ハイビームヘッドランプシステム(自動制御ライティングシステム)、カメラモニターシステムに注力。2016年仏VALEO社と電子ミラーを共同開発(資本増強により子会社化)。主要取引先はトヨタ自動車、日産自動車。
  • 益嶋コメント
    トヨタや日産、スズキ、三菱自動車など多くの自動車メーカーに高機能ヘッドランプシステムを提供。今後はASEANや中国の自動車産業の成長を取りに行くべく海外事業を強化する方針。株価の調整でバリュエーション面の割高感はなくなっており反発を期待。

市光工業(7244)

(出所)マネックス銘柄スカウター

良品計画(7453)

  • 企業概要
    シンプル&上質で世界に浸透している無印良品「MUJIブランド」の商品企画開発と販売。総合雑貨店「無印良品」(国内)・「MUJI」(海外)運営、西友インショップ店運営、インターネット販売。衣料品から家庭用品・生活雑貨・食品など日常生活全般にわたり7000品目以上の商品群を取り揃え、自社店舗販売と供給取引先への販売。2018年2月末の国内店舗数は454・海外店舗数「MUJI」474。中国・アジア・欧米への出店を積極的に推進。その他、飲食事業「カフェ&ミールMUJI」運営、住宅「無印良品の家」販売、キャンプ場運営等を営む。1980年西友のプライベートブランドとしてスタート(1989年に良品計画として独立)。2015年中国最大店舗「無印良品 上海淮海755」をオープン。2016年インド店舗オープン。
  • 益嶋コメント
    人件費の高騰などが業績の重荷となりながらも既存店売上高が前年比でプラスを続けるなど国内ビジネスは概ね堅調に推移。中国やインドなどでの成長を期待し、現在のバリュエーションならば投資魅力があると考える。

良品計画(7453)

(出所)マネックス銘柄スカウター

アルトナー(2163)

  • 企業概要
    技術者派遣会社。設計・開発技術者(機械設計開発、電気・電子設計開発、ソフトウエア開発)の人材派遣(常用型中心)に特化したテクニカルアウトソーシング事業を営む。技術者派遣(常用型派遣・正社員雇用)、請負、人材紹介、紹介予定派遣など。エンジニア集団として、輸送用機器・電気機器・精密機器(機械設計、電気・電子設計、ソフト開発)分野のエコカー・スマートフォン・太陽光蓄電システムを中心に顧客企業をサポート。技術者派遣(専門人材サービス)から請負・受託(技術サービス)へのウェイトシフトを推進。主要取引先は本田技術研究所、ニコン、パナソニック、テルモ。
  • 益嶋コメント
    引き続き日本の労働市場は絶好調で、人材の流動性の高さが続く見込み。エンジニアの派遣に強みがあり、今後もメーカーサイドからの強い引き合いが続くとみる。予想PER20倍強と割高感はなく投資魅力が高いと考える。

アルトナー(2163)

(出所)マネックス銘柄スカウター

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ここがオススメ!

  • 企業が決算短信等では発表しない3ヶ月に区切った業績を表示
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