2020年3月28日(土)、マネックス証券のアナリスト陣が混迷するマーケットを解説するオンラインセミナーを開催し、多くの方にご視聴いただきました。 本コンテンツでは、各セッションのレポートやオンデマンド動画をご案内します。
目次
最新マーケット解説<日本株> チーフ・ストラテジスト 広木隆
最新マーケット解説<米国株> チーフ・外国株コンサルタント 岡元兵八郎
最新マーケット解説<為替> チーフ・FXコンサルタント 吉田恒
最新マーケット解説<日本株> チーフ・ストラテジスト 広木隆
- 米国株・日本株におけるPER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)を比較することで、日本株の現状を解説。
- 多くの米国企業が自社株買いによって負債超過となり、政府からの支援を要請する中、現金保有率の高い日本企業がどのように立ち直るのか、強みの見せ所ともいえる。
- 「半値戻しは全値戻し」という格言があり、基本的にはその方向に期待しているが、同時に2番底には警戒すべき。
- 今回のような、10年に一度発生する危機においても買い向かう、という前向きな姿勢が大切。
最新マーケット解説 <米国株> チーフ・外国株コンサルタント 岡元兵八郎
- 今年に入りS&P500は史上最高値を更新、その後の35%の調整後、20%戻している状況。
- 格付けの低い債券や、石油関連の債券利回りは上昇している。
- 新型コロナウイルスの影響で、アメリカ経済は休止状態に。2兆ドルの経済対策で回復を促す動き。
- 企業でも今後の見通しを差し控えている。
- S&P500の企業業績の来年・再来年予想や、新型コロナ感染が広がる米国・イタリアにおける株価指数の推移、また長期的に成長が見込める銘柄のピックアップについても解説している。
最新マーケット解説<為替> チーフ・FXコンサルタント 吉田恒
- 足元のドル高円安について、米国における金利や株の動きでは説明ができない。「キャッシュ・イズ・キング」によるものか。
- 米ドル/円は2015年から値幅狭小化が起こっており、三角持ち合いの上値は110円、下値は106円程度。その三角持ち合いをブレークするか否かで、当面のトレンドを考えることが重要。
- 米国金利、NYダウ株価・WTIの下げ幅は、リーマンショック時以上に大きい。短期的には下がりすぎの反動もあるかもしれない一方、株安トレンドが始まるサインともいえる。
- レバレッジ、高金利通貨との向き合い方、ストップロスの活用等、FX投資を始める際の基本的な心構えをまとめている。
eMAXIS Slimを活用した積立投資 三菱UFJ国際投信
- eMAXIS Slim 全世界株式について説明。
- 混迷を極める相場だが、以下3つの理由から、いずれ落ち着きを取り戻すと予想する。①各国において連携した経済対策措置が取られていること、②世界経済の基盤となるインフラは毀損していないこと、③金融システムは崩壊していないこと
- 個人投資家は時間を味方にできるが、長期の資産形成では、コスト目線が大切。NISAやiDeco制度も積極的に活用すべきである。
- 売買タイミングを判断しづらい昨今の状況においては、定期的に投資のできる積立投資を検討すべき
積立投資とグローバル3倍3分法 日興アセットマネジメント
- 積立投資をこれから始める個人投資家にとって、今は悪くないタイミングである。
- グローバル3倍3分法ファンドでは、先物投資を活用しつつ株式、リート、債券へ分散投資をすることで、株式よりリスク当たりのリターンが大きい運用を目指している。
- 積立投資では、相場が下がることは必ずしも悪いことばかりではない。リーマンショックで相場が下落した際は、多くの株を安く購入したことにより、大きな利益を得ることに成功。
- 「キャッシュ・イズ・キング」といわれ、通貨高が進む中、当ファンドの投資先である株式やリート、債券等全6資産について、過去の月間騰落率を比較し、当ファンドへの投資妙味を解説している。
マネックスに聞いてみよう!質問セッション
- お客様感謝デーのセミナー(2020年2月開催)で、講師陣によるお勧めポートフォリオを教えて頂きました。現時点での軌道修正の要否や修正すべきポイント等を教えて下さい。
- 初めて株を買おうと思っています。資金は10万円程度です。
日本株と米国株で日経平均とダウ平均が底値に到達するのはいつ頃だと思いますか?
私は4-5月かと思っていますが、下げ止まりの要因を教えて欲しいです。 - 米国株のS&Pの底値はどのくらいだと見ていますか?
・・・等々、様々なご質問をいただきました。ご質問いただいた皆様、ありがとうございました。