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ファンドマネージャーたちが選び抜いた日本株とは

ファンドマネージャーたちが選び抜いた日本株とは

市場の平均に勝つ運用を目指す日本株アクティブファンドのファンドマネージャー。彼らはまさに日本株選びのプロフェッショナルと呼べるでしょう。そんなファンドマネージャーたちが選び抜いた銘柄とはどのような銘柄なのでしょうか?野村総合研究所が日本株のアクティブ型投資信託約400ファンドを集計し、それらの投信の保有比率が高い銘柄を抽出しました。本コンテンツでは2020年3月時点の最新集計データをご紹介します。

本情報は、マネックス証券株式会社(以下「当社」といいます)が信頼できると考える情報源から提供されたものですが、当社はその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。

日本株に投資する投信の保有銘柄を野村総合研究所が集計

野村総合研究所は国内公募型の日本株を投資対象とした投信から「インデックス型」「業種特化型」「企業グループ特化型」などの投信を除外し、残った約400のアクティブ型投信の運用報告書から各投信の保有銘柄を抽出して投信ごとの「アクティブ度」を計算しました。「アクティブ度」とはその投信のポートフォリオとベンチマークとなる株価指数(パフォーマンスの基準とする株価指数)の構成銘柄との乖離度合いを示します。
本コンテンツでは「アクティブ度」が高かった上位3分の1の投資信託の保有銘柄の分析結果を紹介しています。

2020年3月の最新データは?

それでは2020年3月時点の集計で高アクティブファンドの保有比率が高い銘柄はどのような銘柄なのでしょうか?

2020年3月時点の集計で高アクティブ投信の保有比率が高い銘柄(上位20社)

銘柄名 市場名 高アクティブ投信構成比率 4月15日終値(円) 時価総額(億円) 予想PER(倍) PBR(倍)
ペプチドリーム(4587) 東1 1.15436987 3,760 4,734.2 107.5 28.0
エムスリー(2413) 東1 1.03511756 3,850 26,127.2 118.7 16.3
アンリツ(6754) 東1 0.75940655 2,155 2,979.4 26.9 3.3
レーザーテック(6920) 東1 0.72613886 5,660 5,336.6 51.0 14.4
ソフトバンクグループ(9984) 東1 0.6822293 4,333 90,551.7 1.2
SHIFT(3697) 東1 0.64914141 9,100 1,444.9 99.3 15.3
朝日インテック(7747) 東1 0.60588609 2,884 7,512.0 66.4 10.7
ビジョン(9416) 東1 0.58839566 722 354.0 12.7 3.1
太陽誘電(6976) 東1 0.58695634 2,920 3,802.4 14.7 1.7
NITTOKU(6145) JASDAQ 0.51675867 2,849 515.6 28.6 1.8
ラクスル(4384) 東1 0.50281564 2,274 638.9 9.5
ネットワンシステムズ(7518) 東1 0.48744995 2,589 2,226.5 23.3 3.6
ラクス(3923) マザーズ 0.48597685 1,669 1,512.2 213.0 30.5
エスプール(2471) 東1 0.48597685 1,669 1,512.2 213.0 30.5
ティーケーピー(3479) マザーズ 0.45854167 1,400 532.8 64.1 1.5
ディップ(2379) 東1 0.44208489 1,823 1,130.3 9.9 3.2
ジャパンマテリアル(6055) 東1 0.43239328 1,454 1,528.9 26.4 6.0
ソニー(6758) 東1 0.39739454 6,767 85,331.9 14.0 2.0
ネクステージ(3186) 東1 0.39594111 637 480.9 26.0 1.8
メニコン(7780) 東1 0.3958607 5,030 1,911.5 42.2 3.8

(出所)野村総合研究所の集計データおよび4月15日時点のQUICKデータを元にマネックス証券作成

本情報は、公表データををもとに分析したものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。また、投資判断・資産運用の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘等を目的としたものではありません。
本情報の著作権、知的財産権その他一切の権利は、株式会社野村総合研究所またはその許諾者に帰属しており、電子的方法または機械的方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製、引用、転載または転送等を行うことを禁止いたします。株式会社野村総合研究所は、本情報の正確性、信頼性、完全性についてその原因のいかんを問わず一切責任を負いません。

新たにアクティブファンドの保有比率が高くなった銘柄は?

2020年2月時点の集計ではアクティブファンドの保有データがなく、2020年3月時点の集計で保有比率が高くなった銘柄はどのような銘柄なのでしょうか?

2020年2月時点の集計では保有データがなく2020年3月時点の集計で保有比率が高くなった銘柄

銘柄名 市場名 高アクティブ投信構成比率 4月15日終値(円) 時価総額(億円) 予想PER(倍) PBR(倍)
コナミホールディングス(9766) 東1 0.03103257 3,135 4,498.7 19.9 1.5
ANAホールディングス(9202) 東1 0.01264034 2,461 8,574.8 8.8 0.7
内田洋行(8057) 東1 0.00729293 4,190 436.6 13.4 1.1
クレオ(9698) JASDAQ 0.00716159 1,223 105.8 14.3 1.7
ネオジャパン(3921) 東1 0.00676167 1,210 179.7 51.0 4.7
日本ゼオン(4205) 東1 0.00320987 813 1,927.4 9.9 0.7
ベストワンドットコム(6577) マザーズ 0.00281441 1,552 19.4769 2.5518
ミダック(6564) 東1 0.00082348 967 129.4498 17.72357441 3.2261

(出所)野村総合研究所の集計データおよび4月15日時点のQUICKデータを元にマネックス証券作成

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特に注目の銘柄は?

新たにアクティブファンドの保有が判明した銘柄の中から高アクティブ投信構成比率の高い上位5銘柄をご紹介します。

コナミホールディングス(9766)

企業概要

大手エンタテインメント会社。デジタルエンタテインメント(モバイル・家庭用ゲーム)を中核に、スポーツ(フィットネス、スクール運営)、ゲーミング&システム(カジノ機器)、アミューズメントの4事業を展開。デジタルエンタテインメント分野の主力ゲームは「実況パワフルプロ野球」「ウイニングイレブン」「遊戯王シリーズ」。スポーツ施設「コナミスポーツクラブ」は業界首位、カジノ機・カジノ管理システムは米国・豪へ輸出。eスポーツへの取組みを積極推進。2006年純粋持株会社へ移行。2012年ハドソンを吸収合併。

通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター


ANAホールディングス(9202)

企業概要

航空輸送・国内路線トップの全日本空輸(ANA)を中心とする持株会社。航空事業(年間輸送客5400万人、94都市、304機の航空機、貨物郵便、LCC便)が中核。関連する航空関連事業(空港地上支援、航空機整備)、旅行事業「スカイホリデー」「ハローツアー」、商社事業(部品調達、航空機の輸出入・リース・売却)を展開。世界最大の航空連合スターアライアンスに加盟。観光振興や地域活性化のため北海道・三重県・静岡県・徳島県等と包括的連携協定を締結。傘下に全日本空輸、ANAウィングス、エアージャパン、バニラ・エア、Peach Aviation、スターフライヤー<9206>(持分法適用会社)の航空会社、持分法適用会社に空港施設<8864>、ジャムコ<7408>を持つ。2012年エアーニッポンを吸収合併、格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパン就航(2013年バニラ・エアに変更)、2013年全日本空輸から持株会社制に移行。2015年スカイマークの共同スポンサーに決定。2016年ベトナム航空と業務・資本提携。2017年格安航空会社のピーチ・アビエーションを連結子会社化。2019年エアバスA380型機導入。

通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター


内田洋行(8057)

企業概要

公共・オフィス関連・情報システムの専門商社。公共関連(教育・自治体)事業では学校教育市場への教育機器・教材(国内1位)・コンテンツの制作・販売、ICTシステム構築、学校空間デザイン・施工。オフィス関連事業ではオフィス家具(国内4位)の製造・販売、内装インテリア・ネットワークの設計・デザイン・施工、オフィス環境構築サービス。情報関連事業では民間企業向け基幹業務システムの開発・販売・SIサービス。「働き方の変革」「学び方の変革」「場と街づくり改革」によるICTを活用したクラウドサービス・データ活用・製品開発を推進。2015年教育コンテンツ事業で学研HD<9470>と業務提携。2017年大塚家具とオフィス事業分野で業務提携 。2018年静岡市と働き方改革の推進で包括連携協定を締結。

通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター


クレオ(9698)

企業概要

独立系のソフト開発会社。ソリューションサービス(人事・給与・会計「Zeem」)、受託開発(大手企業向け)、システム運用サービス(ポータルサイト向け)、サポートサービス(ヘルプデスク)により顧客支援。B2Bに特化したマーケティング(基幹系・情報系業務ソリューション、組込み系ソフト開発、中堅企業向け業務用パッケージ「ZeeMシリーズ」)、ソリューション(ネットワーク構築、業務アプリケーション開発)、システム運用・サポート(ビジネス基盤サービス「SmartStage」)、サポートサービス(ITアウトソーシング)等。会計・人事給与システムの「ZeeM」は導入実績2000社、アマノの就業管理システムと統合したソリューションを提案。業務適正化支援の「クレオRPAサービス」、AI 型経営分析ツールに注力。アマノ<6436>の持分法適用会社。2005年ヤフーと業務資本提携。2011年持株会社化。2013年地図ソフト「プロアトラス」販売中止。2014年アマノ(筆頭株主)と「Zeem」で業務提携。2015年「筆まめ」事業を譲渡。2017年カンパニー制を導入。2018年ベトナムのIT企業と資本・業務提携。主要取引先はヤフー、富士通エフサス。

(出所)マネックス銘柄スカウター


ネオジャパン(3921)

企業概要

グループウェア開発会社。Web技術をベースとしたグループウェア「desknets NEO」のオンデマンド提供と関連のビジネスパッケージソフト開発・販売、カスタマイズ・役務・サポートサービス。「desknets NEO」利用によるクラウドサービスと買取モデル、プロダクト(業務アプリ作成ツール「AppSuite」、ビジネスチャット「ChatLuck」)のライセンス販売・サポートサービス、技術開発サービス(ソフトウェアの受託開発)を提供。利用ユーザー27万人超(公的機関のシェアが多い)。グループウェアの販売強化、コミュニケーションツール・ミドルウェア投入による機能アップ、東南アジアへの進出に注力。2015年ソフトバンクにビジネス向けチャットシステム「ChatLuck」をOEM提供。2016年ビッグローブと販売提携。主要取引先はダイワボウ情報システム、SB C&S。

通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター

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