2020年6月19日(金)、世界最大級の資産運用会社ブラックロックが運用するETF「iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(為替ヘッジあり)」(2563)が東京証券取引所に新規上場しました。このページでは、新しいETFや米国株市場の魅力についてお伝えします。
ETFの人気シリーズ『iシェアーズ』からの新規ETF
「iシェアーズETF 東証上場シリーズ」は国内株式と同様の取引方法・手数料で国際分散投資が可能なETFシリーズです。世界の株式、債券、リート等の異なる資産を投資対象とするETFを揃え、国内外の資産への分散投資を国内株式と同じように円で取引できます。
その中でも米国の株式市場を代表するS&P500を対象指標とし、為替ヘッジの付いた「iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(為替ヘッジあり)」(2563)が誕生しました。
3つの特徴
回復力の高い米国株
日本株はアベノミクス以降の株価上昇が記憶に鮮明ですが、2006年以降の変化率を比較すると、米国株の力強さが目立ちます。また、直近は新型コロナウイルスによるマーケットの大きな変動が目立ちますが、2008年に起こったリーマン・ショック後の世界金融危機の際は、元の株価水準に戻るのに要した期間は日本株が約6年なのに対し、米国株は約3年と、その回復力の高さが分かります。
出所:ブルームバーグ、S&Pよりブラックロック作成、2020年4月末時点
2006年12月末時点の各株価指数のネットトータルリターンを100として指数化し、円建てで変化率を比較
※表示された合計4指数の平均下落率、2009年3月10日時点
米巨大IT企業のGAFAMを組み入れるS&P500が連動対象指数
「iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(為替ヘッジあり)」(2563)の連動対象指数であるS&P 500には、成長率の高さが特筆される米巨大IT企業のGAFAM(アルファベット(グーグル持ち株会社))、アマゾン・ドット・コム、フェイスブック、アップル、マイクロソフト)が全て含まれています。なお、NYダウはGAFAMの中で組入がある銘柄はアップルとマイクロソフトのみです。
S&P500 | NYダウ | NASDAQ100 | |
---|---|---|---|
銘柄数 | 505 | 30 | 103 |
算出方法 | 時価総額加重 | 株価加重 | 時価総額加重 |
組入上位5銘柄 | マイクロソフト(5.7%) | アップル(8.3%) | マイクロソフト(11.8%) |
アップル(5.1%) | ユナイテッドヘルスグループ(8.2%) | アップル(11.1%) | |
アマゾン・ドット・コム(4.3%) | ホーム・デポ(6.2%) | アマゾン・ドット・コム(10.6%) | |
フェイスブック(2.0%) | マクドナルド(5.3%) | フェイスブック(4.3%) | |
アルファベット(1.7%) | ゴールドマンサックス(5.2%) | アルファベット(4.0%) |
出所:ブルームバーグ、S&Pよりブラックロック作成、2020年4月末時点
概要
銘柄名 | iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(為替ヘッジあり) |
---|---|
銘柄コード | 2563 |
連動を目指す指標の名称 | S&P500®(TTM、円建て、円ヘッジ) |
指数概要 | S&P500®(TTM、円建て、円ヘッジ)は、米国大型株の動向を示す指標です。米国の主要産業を代表する500社により構成されており、米国株の時価総額の約80%をカバーしています。当指数は、米ドルベースで算出されS&P500®の前日の終値を円建てで計算したものです。米ドルと円の間の為替変動リスクの低減を図ります。 |
信託報酬 | 2020年6月18日~2021年6月18日:0.075%(税込0.0825%)程度 それ以降は0.15%(税込0.165%)程度 ※委託会社および受託会社の判断で当該料率の変更、また適用される期間が変更されることがあります。 ※投資するETFの投資比率や報酬率が変更になる可能性があり、実質的な負担についても変動することがあります。 |
決算日 | 年2回(2月9日/8月9日) ※初回決算日は2021年2月9日 |
上場日 | 2020年6月19日 |
※上記内容は、情報の提供のみを目的としており、投資その他の行動を勧誘し、特定の銘柄を推奨するものではありません。銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断にてお願いいたします。